既卒者の職務経歴書の書き方とは?職歴が無い人の例を紹介

既卒 職務履歴書 アイキャッチ

提出のときに職務経歴書が必要って書いてあったけど、既卒にも必要なの?

職務経歴書はアルバイトの職歴でも書いていいの?

既卒者が初めて就職活動を始めようとするとき、最初にぶつかる壁がこの「職務経歴書」の存在です。

職務経歴とは、一般的に正社員でのものを指しています

しかし既卒はアルバイトのみで正社員経験がないため、職務経歴書は書かなくて良いのか?それともアルバイトのものでも書く必要があるのか?悩みますよね。

この記事では、そんな既卒者が就活をする際に最初の障壁になる職務経歴書についての悩みを解消して、あなたの就職活動のスタートを後押しします。

 
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そもそも既卒者に職務経歴書は必要か?

まずは、フリーターのみの仕事経験しかない既卒者に、職務経歴書の作成は必要なのか?という疑問への回答と、その理由をご説明していきます。

既卒者に職務経歴書は必要

結論から言えば、既卒者でも職務経歴書は必要です

厳密にいうと、必ず要るかどうかは選考を受ける会社によって異なります。

しかし、職務経歴書があるのと無いのでは、内定率に違いが出てくるはずです。

選考書類に「履歴書+職務経歴書」を提出する応募者と、「履歴書のみ」を提出する応募者では、圧倒的に前者の方が印象は良く、選考が有利になります

それでは、既卒者が職務経歴書を書くことで選考が有利になる3つの理由を、解明していきます。

既卒者に職務経歴書が必要な理由

(1)マナーの担保

既卒者が企業から心配されている点の一つに「社会人としての最低限のマナーはしっかりしているか?」というものがあると思います。

第二新卒と違い、社会人としての経験が無い既卒は、最低限のビジネスマナーすら学べていない人がほとんどです。

企業側としては、ビジネスマナーがしっかりしていない人を採用し、お客様に対して失礼があったらと思うとリスクに感じますよね。

そんな中で、職務経歴書をしっかりとした体裁や文章で書くことができれば、最低限のマナーは備えている人材という印象を与えることができます。

職務経歴書をしっかり書くことで、企業側が既卒者に感じるリスクを払拭くし、採用につながりやすくなるということです。

(2)OAスキルの担保

職務経歴書は、原則パソコンでの作成が必須。

テンプレートはインターネットで検索すればいくらでも出てきますので、体裁を一から作る必要はありませんが、記載していく際には一定のパソコンスキルは求められます。

キーボード操作やマウス操作、WordまたはExcelの基本的な操作がわかっていないと、しっかりした職務経歴書が書けないからです。

アルバイトでの仕事ではあまりパソコンを使うことが無いというのが一般的な印象のため、既卒者はパソコンスキルが備わっていないと思われがちです。

職務経歴書をしっかり作ることで、最低限のパソコンスキルがあるという担保になり、企業側の懸念点を1つつぶすことができるわけです

ちなみに補足として、履歴書を買ったとき手書き用の職務経歴書が同封されていることがありますよね。 これは絶対に使わないでください。

効率面でも、企業に与える印象的にもマイナスなことしかありませんので。

(3)アルバイトや学びをアピールできる

職務経歴書は、履歴書と違い特に決まったフォーマットはありません。

何枚書いても良いですし、どんな書き方でも基本は自由です。

履歴書のみでは、「どんな仕事を任されどんな成果を出してきたか?」などアピールになる要素がせっかくあっても、書くボリュームが限られます。

職務経歴書を書くことで、いままでの経験を存分にアピールできます

ここで既卒者が感じるのはたぶん次のようなことでしょう。

「たいしたアルバイトをしていないので、アピールできることがない」

「自己PRといわれても書くことない」

大丈夫です。大したことでなくても良いんです。

公益社団法人「経済同友会」が調査した結果によると、新卒者(既卒者を含む)採用で重視する「経験」は、1位の「サークルや体育会等の活動」、2位の「海外経験」に次いで「アルバイト経験」が3位に入っています。

出典:公益社団法人 経済同友会「企業の採用と教育に関するアンケート調査」結果

漫画喫茶でのアルバイトだって、学生時代のサークルや部活動だって、卒業後に公務員試験に落ちたことだって、書けることは何でも書いてください。

職務経歴書の懐は深いです。

企業が重要視している点を思う存分書くことができる職務経歴書は、プラスになることはあってもマイナスになることはないのです。

ただしプラスにするためには、しっかりとした職務経歴書であることが前提として必要です。

次の章では、既卒者が職務経歴書を書く際のポイントを解説していきます。

職歴が無い方の職務経歴書の例

既卒者は、一般的に職務経歴書で求められている正社員として職歴がありません。

「書くことない」と悩んでいる既卒者は、職務経歴書をどのように書けばよいのでしょうか?

正社員のものと同様に記載すればOK

ベースは、職務経歴書の職歴の欄にある「雇用形態」を正社員でなく、アルバイトに置き換えればあとはすべて一緒でOKです。

難しいことを考える必要はありません。

自分の好きなフォーマットで、「どんな会社で何をしてきたか」をわかりやすく書けば良いだけです。

また、実績などはなるべく具体的に、数字などで表すようにしましょう。

以下に記載例を挙げておきます。

職歴欄の記載例 (※の部分はわからなければ書かなくてもOK)

・〇〇〇株式会社(2013年4月~2016年10月)

・事業内容:焼肉店の運営

・従業員数:500名

・売上高:100億円(※)

・資本金1億円(※)

・上場:東証2部上場(※)

【期間】          【職務内容】

〇年〇月~○年〇月 焼肉○○ 新宿西口店にアルバイトとして入社                ■勤務時間:週5日・1日8時間勤務                ■業務内容:主にホールにて接客を担当                  ・1日の売上:100万円                  ・席数:50席                  ・実績:回転率を向上させ売上を前年比120%                      を達成。お客様アンケートで、接客に                      ついて満足を平均月10件獲得(店舗1位) 〇年〇月~○年〇月       アルバイトリーダーに任命                ■業務内容:接客のほかに、新人教育やシフト作成、                      業務指示、発注など                  ・実績:延べ20名のアルバイトを教育                    在籍数15名のアルバイトのシフトを作成                    回転率を意識した業務指示で1日の最高売上                    を5%更新

最注力ポイントは自己PR欄

既卒者が職務経歴書を作成するときに、最も注力すべきところがあります。

それが「自己PR欄」です。

極端ですが、業務内容や実績など職歴で戦えない既卒者は、自己PR欄を充実させるより他にできることはありません

以下に記載例を挙げておきます。

長くなりすぎず簡潔に、しかしできるだけ内容は濃く書くことを意識してください。

自己PRに書くべきこと

  • 学生時代のサークル活動、部活
  • 努力したことや目指していた目標
  • アルバイト

→これらの経験や失敗から得た学びと、それを会社でどう生かすか

→今後どういう思いで仕事をしていきたいかという思い

自己PR欄の記載例

私は、大学を卒業後3年間お笑い芸人として活動して参りました。

アルバイトで生計を立てるかたわら、週一回程度のライブや、イベントでの営業、オーディション参加などの活動を通じて、芸人としての道を追求して参りましたが、社会人として自立したいという思いを持つようになったことから、3年で芸人生活に区切りをつけ就職活動をはじめました。

オーディションやライブで思うような結果をだせないことが多かったですが、あきらめずに続けたことで1回だけライブで20組中1位を取ることができました。

また焼き肉店でのアルバイトも手を抜かず、取り組みました。

社内売上3位の店舗にて接客を担当していましたが、常に回転率を意識しながら、お客様にリピートしていただけるよう笑顔と雑談を交えて接客することを心がけておりました。

その結果、私が入社した半年後には前年同月比で110%の売上を達成することができました。

お客様からのアンケートでも、私の名前を書いていただきお褒めの言葉をいただくこともあり、とてもやりがいを感じることができました。

また、学生時代はスポーツにも打ち込み、中学時代は野球部、高校と大学はサッカー部に所属しておりました。

高校時には、レギュラーではありませんでしたが応援団長としてチームを支え、高校史上最高の県大会4位という成績を収めることができました。

私が、部活や芸人活動などを通して学んだことは、何があっても決して腐らないことです。

仕事をしていく中で、うまくいかないこともたくさんあると思います。

しかし、決して腐らずにその時にやるべきことは何かを考え、腐らず地道に努力を継続することで必ず成果に結びつくと感じております。

営業職として貴社の製品をお勧めしていくことは、何かの魅力を提示する、人々を幸せに出来るという点で、お笑いと似ているのではないかと思っております。

社会人としては出遅れておりますが、人一倍努力し、持ち前のサービス精神と何事にも腐らない忍耐力を発揮して、貴社や社会に貢献していきたいと強く願っております。

何をしてきたかに加えて、何を学んだかが重要視される

前述の経済同友会の調査では、以下のような記述がありました。

採用選考において、大学・大学院在学中や卒業後の学びを重要視している企業は、既卒者の選考の場合87.1%にも昇っています。

またどのような学びを重視しているかという問いに対しては、下記のようなものがあげられていました。

  • 経験した業務に対してどれほど多く/深く学びを得たか
  • 卒業後何をしてきたか
  • 卒業後の社会人スキル

出典:公益社団法人 経済同友会「企業の採用と教育に関するアンケート調査」結果

このことからも、経験したことからどれほどの学びを得ているかが重要視されているかがわかります。

それを書くことができるのが職務経歴書です。

とくに自己PR欄にはすべてをぶつけるつもりで、納得のいくものを書くようにしましょう。

ただ職務経歴書を書く時、一人では心細いという人も多いと思います。

無料でプロに職務経歴書の書き方についてアドバイスをしてもらえるところあるとしたら、ぜひ利用したいですよね。

アドバイスを受けて就職活動したい方は転職エージェントがおすすめ

転職エージェントを利用すれば、無料で職務経歴書の書き方のアドバイスが受けられます。

また職務経歴書の書き方だけにとどまらず、志望動機や強み、自己分析なども一緒に考えてくれるので、正直使わない手は無いでしょう。

ここで、既卒者にぜひおすすめしたい転職エージェントを3つご紹介します。

(1)就職Shop

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まず1つ目に紹介するのは、かの有名なリクルートが運営する20代の若人向け転職エージェント、その名も「就職Shop」。

未経験からでも正社員になれる求人を豊富に取り揃えています。

なぜおすすめかというと、掲載の求人数が「8555件」という選択肢の広さは、あとに2社と比較してもずば抜けているから。

さらに掲載されている求人の質の良さの担保として、求人企業すべてを訪問取材しています。

もちろんサポートも手厚く、職務経歴書のアドバイスもしてくれますが、そもそも書類選考が無く面接から選考スタートできるんです。

ただ面接時に職務経歴書が必要になってくるので、アドバイスをもらってばっちり仕上げてくださいね。

(2)マイナビジョブ20’s

マイナビジョブ20's

  • 求人数1,500
  • 添削
  • サポート
  • 20代の転職市場を熟知したアドバイザーがサポート
  • 世界中で年間数千万人が受検する適性診断で自分に合った仕事がわかる
  • 一都三県・愛知・岐阜・三重・大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀在住の方が対象

同じく人材ビジネスの超大手「マイナビ」が手掛ける24~29歳くらいを対象とした「マイナビジョブ20’s」もかなりおすすめです。

その理由は、全1,500件以上の豊富な求人数に加え、就職にまつわる無料セミナーなどイベントも盛りだくさんで、その時に個別で職務経歴書の添削もしてくれます。

さらに、マイナビジョブ20’sのサイトで履歴書や職務経歴書のテンプレートをダウンロードできますし、それぞれの書き方のポイントも丁寧に記載されているので必見です。

職務経歴書のテンプレはシンプルで良いですが、もう少しわかりやすく、内容を濃くできるテンプレートがあると思うので、普通にインターネットで検索して見つけるのもアリだと思います。(職歴欄が枠で囲まれているものの方が見やすいです。)

(3)ハタラクティブ

ハタラクティブ

  • 求人数2,300
  • 添削
  • サポート
  • サービス利用者の40%以上が正社員としての実務経験なし
  • エージェントが実際に企業に訪問をし、ブラック企業を事前にチェックしている
  • 紹介予定派遣を多くしているので、企業とのミスマッチを防ぐ

ハタラクティブは、既卒の就職に圧倒的な強みを持っている転職エージェントです。

なんと書類審査通過率は91.4%、内定率は80.4%という驚異的な数字を誇っています。

実際に担当者が目で確認した会社を紹介していて、ブラック企業を完全排除。

未経験OKの求人オンリーで2300件以上という数の部分でも申し分ありません。

どちらかというと、前述の2社と比較すると中小企業の割合が多めで、待遇面や求人の人気度なども少し見劣りするかもしれません。

確実に内定を貰いたい人、自分の職歴や強みに自信がない人にはおすすめの転職エージェントです。

この記事のまとめ

この記事では、既卒者が職務経歴書を記入するポイントを3つご紹介いたしました。

  1. 企業のホームページから直接応募
  2. 正社員のものと同様に記載すればOK
  3. 最注力ポイントは自己PR欄
  4. 何をしてきたかに加えて、何を学んだかが重要視される

既卒者に職務経歴書が必要なこと、書くべき理由や書き方が明確になったと思います。

職務経歴書は、就職に苦戦しがちな既卒者にとって大きな武器の一つになり得ます。

武器をより強いものにするためには、プロによる客観的かつ専門的なアドバイスが必要です。

既卒に特化した転職エージェントを利用することで、その武器を最大限に磨き上げれば、内定率はぐっと上がるはずです。

ぜひ納得のいく職務経歴書を完成させて、就職活動を有利にすすめられるよう頑張ってくださいね。

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