働けるか不安…ニートがバイトを選ぶ基準3つ
何度かバイトに応募したけれど受からないという経験はありませんか。
長い間仕事をしていないと、自分にできるバイトがあるのか不安になりますよね。
バイトを選ぶ際に知っておくべき基準を知れば、少しでもそうした心配を和ぎます。
それではバイトを選ぶ際の3つの基準についてご紹介します。
(1)精神的・肉体的に負担が軽いか
ニートになって引きこもりがちになってしまった場合は、精神的・肉体的に負担が軽いバイトがよいですよね。
人との接点が少なく、1人で作業を進められると精神的な負担は軽いです。
体力をあまり使いたくないなら、座りながらできる仕事や稼動範囲が狭い仕事を探すようにしましょう。
(2)性格に適した業務内容か
みなさんは自分の性格を把握していますか。
仕事を長続きさせるコツは、自分の性格にあった業務内容のバイトを見つけることです。
真面目な人であればルールがきちんと整備されマニュアルが整っている仕事が向くようです。
人と話すことが苦手という人は、一人で作業が可能なバイトが向いています。
楽しいことが好きという人には、たとえば音楽やゲームなど自分の趣味にあう業務ができるバイトを探してみてはいかがでしょうか。
(3)今後就職した際に活きるスキルか
バイトを始めようと思ったきっかけの中には、「ニートからとりあえず抜け出したい」というものもあります。
せっかくバイトを始めるならば、今後の就職に活かせるスキルを磨くことのできるバイトがよいと思いませんか。
たとえば、パソコンを使って仕事をするバイトならば、パソコン操作が上達するでしょう。
- タイピングができる
- ワード・エクセルの操作がわかる
パソコンは社会人にとって必要不可欠な仕事のスキルで、就職する際の強みとなります。
ニートからできる負担の軽いバイト5つ
仕事を選ぶ際の基本を押さえたところで、次は具体的なバイトの種類についてご紹介していきます。
「自分は引きこもりでバイトが怖い」と思っている方は、まずは無理なく始められそうな、比較的負担の軽いバイトに挑戦してみましょう。
ニートでもできるバイト5つ
- 倉庫などの棚卸業務
- シール貼り
- アンケートモニター
- クラウドソーシング
- 交通量調査
(1)倉庫などの棚卸業務
棚卸業務とは、お店には今いくつの商品があるのかということを徹底的に調べて確認していく業務のことです。
基本的に、閉店したあと人がいないタイミングを狙って作業をおこなうので、接客の必要はありません。
しかし、数え間違いなどのミスは許されないため神経を使う仕事といえます。
(2)シール貼り
家でできるバイトもあります。
シール貼りなら、家にいながらペタペタとシールを貼っていくだけなので、難しいスキルは必要ありません。
誰とも喋らなくてよいため、コミュ力が低いと思っている人にとっては精神的な負担なく始めることができます。
(3)アンケートモニター
「仕事が続かない」こと心配して単発のバイトを探しているならば、アンケートモニターがおすすめです。
アンケートモニターの仕事内容は、特定の商品やサービスについて、企業が用意したアンケートに答えるものです。
たとえば食品モニターなら、企業に登録をして送られてくる商品を食べて、アンケートに答えます。
例えば、体調などが理由で継続してアルバイトをすることに不安がある方にとって、単発のアルバイトはおすすめです。
(4)クラウドソーシング
情報通信技術の発展により、クラウドソーシングで仕事を探す人も増加しています。
総務省によると、クラウドソーシングとは、インターネットを使って不特定多数の人に業務を外部委託するという意味の造語です。
クラウドソーシングで見つけることができる仕事は、ネット環境があれば在宅でできるものが多いのも特徴です。
自分が得意とする仕事も選べ、締め切りを守れば好きな時間に働くことができます。
クラウドソーシングの会員登録をして、興味があるタスクを見つけたら、気になるリストに保存しておくと効率よく仕事を探すことができます。
(5)交通量調査
交通量調査とは、道路の交通量や歩行者の数、道路状況などを調査する仕事です。
バイト先にもよりますが、私服で勤務することができ短期で給料も比較的高額です。
一人で通行人の数を数えて報告すればいいので、人と関わらずに仕事をすることができます。
以上、ニートからできる、比較的負担の軽いバイトを5つご紹介しました。
心配な人は、求人サイト内のバイトを実際に経験した人の経験談も閲覧して判断してみましょう。
ニートからできるバイトを始める時に知っておきたい、アルバイトと正社員の違い
まずはバイトからスタートさせて、ニートから卒業することが重要です。
しかし、ずっとアルバイト生活を続けることにはデメリットもあるので、あくまでもアルバイトは社会復帰の第一歩と考え、慣れてきたら正社員として就職した方が生活が安定します。
まずは、アルバイトと正社員の違いについて知っておきましょう。
アルバイトと正社員3つの違い
- アルバイトは給料が不安定
- アルバイトは労働待遇が少ない
- アルバイトは評価が得にくく昇格しにくい
(1)給料が不安定
正社員の求人を見ていると「基本給○○円」と表記されているものを目にする機会があるでしょう。
正社員の給与は、賃金の基礎となる基本給のほかに手当があることをご存知でしょうか。
各種手当とは、残業代や住宅手当、通勤手当などがあります。
さらに、企業によっては夏と冬にボーナス(賞与)をもらうことができます。
経団連が発表したデータによると、大手企業の2019年夏の賞与は平均は971,777円でした。
賞与は年2回支給されるので、生活を支える大きな財源をなってくれるのです。
一方のバイトは、固定給ではなくて労働時間によって給料が大幅に変わっていきます。
また、各種手当は残業代や通勤手当はありますが、ボーナスはないため収入はあまり期待できません。
給与所得 | 給与手当 | |
---|---|---|
正社員 | 固定給 | 残業代・交通費・ボーナス |
バイト | 時給×労働時間 | 残業代・交通費のみ |
(2)福利厚生が少ない
正社員のメリットは、福利厚生に関して企業が力を入れている点です。
福利厚生とは、具体的に以下のような内容です。
- 健康保険
- 厚生年金
- 雇用保険
- 労災保険
- 介護保険
ご紹介した5つは、社会保障制度とも呼ばれ、病気やケガをしてしまったときに補助が出るので安心して治療を受けられるようになります。
社会保障制度を準備することは、企業に義務付けられています。
そのため、バイトも加入対象となります。
しかし、働き方によっては加入対象として認められず、国民健康保険に加入することになるのです。
また、正社員になると家族を養う立場となったときに、家族全員が健康保険に加入できる点もメリットです。
福利厚生 | |
---|---|
正社員 | ○ |
バイト | △ |
(3)評価が得にくく昇格しにくい
バイトは時給制なので、なにか特別な手当てがつかない限り給料は上がりにくいです。
また、給料の上昇幅も少なく、時給+数十円から何百円という小さな幅で上がることがほとんどでしょう。
一方、正社員は年次があがるにつれて順調にいけば、役職がつき給料もアップしやすいです。
また成果が認められれば、バイトとは比較にならないレベルで給与が上がることもあります。
自分の働きが給料に反映されるので、やりがいにもつながるでしょう。
仕事がうまくいけば評価してもらえるので、モチベーションを高く持つこともでき、仕事に楽しさを覚えるという経験ができますよ。
昇格 | |
---|---|
正社員 | ○ |
バイト | × |