大学中退者で正社員採用を目指す就活を!面接のコツやおすすめの求人を紹介

大学 中退 就活

大学の中途退学者は近年増加傾向にあると言われています。

また大学中退後の進路では、中退した人の約半数がアルバイトで生計を立てるフリーターとなり、企業に正社員として就職するのは全体の2割程度

しかし大学中退者にとって、正規雇用は閉ざされた道ではありません。

ここでは、20代の若年層を対象とした転職・就職について、大学中退者に対する企業の考え方や面接のポイントなどをご紹介していきます。

この記事のまとめ

大学中退後は極力早いうちに正社員採用を目指すことをおすすめします。

正社員採用のため、大学中退者が意識したい面接のポイントは以下の4つです。

  1. 中退理由を聞かれたときに嘘を言わないこと
  2. 大学を選んだ理由と、在学中にどんなことを学んだのか
  3. 大学中退をどのように受け止めて、ネガティブな感情からどのように立ち直っていくか
  4. 中退後に学んだことや得たスキル

大学中退という経歴が就活に影響を与えることはありますが、必ずしもマイナスにはたらくとは限りません。

一方で、学校のサポートがない大学中退者にとっては、採用情報へのアクセスや面接のノウハウなどが課題となります。

大学中退後の長い人生を切り拓くためにも正社員採用を目指して前向きに就活に取り組むことが大切です。

大学中退者が知っておきたい就活のポイント

日本の雇用は高卒や大卒などの新卒採用が中心です。

特に大学中退は、学歴としては高卒と同程度となるのですが、学校組織を離れてしまうことで、就活に必要なノウハウを知る機会さえ減ってしまいます。

大学中退者が正社員採用を目指すうえで理解しておきたい、大学中退者特有の事情を知るところからまず始めましょう。

「中退」が企業側の採用担当者に与える印象

大学中退は学歴的には高卒と同程度になります。

もちろん、高卒後から大学中退までの期間は大学に在籍していたので、経歴の空白を作らないようにします。

そのためにも、履歴欄には大学在学期間を記入しておくことが必要ですが、就活の学歴としては反映されません。

ですので、「大卒」を条件としている採用案件には応募はできないということになります。

また、日本人の考え方の傾向として「中途で辞める」ことをよしとしない風潮が根強く存在します。

未成年である高校中退よりも、大学中退にネガティブな印象を持っている人もいるということは、認識しておいたほうがいいでしょう。

大学中退の理由で多いもの

文部科学省が調査した平成26年度の大学中退に関する調査を参照してみます。

大学を中退した理由としては、「学業不振」「就職」「転学」「一身上の都合」などの理由があげられています。

「経済的理由」によるものはその次で、全体の約1割です。

なお「経済的理由」による中退は、私立大学のほうが国立・公立・公立短期大学よりも比較的割合が高いとされています。

大学中退者は大卒と比較して求人数はどうなのか

企業は大学中退者を新卒としては扱っていません。

新卒以外のほかの転職志望者と同じと捉え、中途採用として扱われます。

そして採用の規模は新卒採用が最も多く、中途採用は新卒採用の補填として考えられているのが一般的です。

このため、求人数は新卒募集のほうが圧倒的に多く、中途採用枠は少数となっています。

大学中退者が応募できる求人の探し方

企業の採用情報は主に以下3つの入手手段があります。

  • インターネット
  • ハローワーク
  • 転職エージェント

ただしインターネットやハローワークは正社員募集のみではなく、短期雇用であるアルバイトも含めた情報です。

極力早く、自分にとって有益な情報を得たい方にとっては、まどろっこしく感じるかもしれません。

一方で転職エージェントは、どういう条件で採用情報を取り扱っているかが大切になります。

例えば20代の若年層限定のJAICだったり、女性の雇用情報に特化しているPASSENDだったりです。

また、実践型就職支援講座(インターンシップ)などに応募できるのは、転職エージェントを利用するメリットと言えるでしょう。

正社員を目指すためにおすすめの職種と資格

大学中退者が正社員を目指しやすい、おすすめの4つの職種とそれぞれに関係する資格を簡単に紹介します。

まず、職種は以下です。

  • ITエンジニア
  • 公務員
  • 建設業
  • 営業職

さらに詳しく見ていきましょう。

ITエンジニア

ITエンジニアは技術系のなかでも人材育成を前提としているため、未経験の人材を積極的に採用していることもあり、応募しやすい職種です。

関係する資格は、「基本情報技術者試験」や「オラクルマスター」、「ITパスポート」などさまざまな種類があるので、自分が興味を持てるものを取得しておくといいでしょう。

公務員

公務員は、公務員採用試験を受験し合格すれば採用面接を受けることができます

試験に合格した時点で学歴はほぼ関係ないと考えていいため、大学中退者であっても関係ありません。

職種にもよりますが、地方公務員の場合には資格は必要とされないのが一般的です。

なお、一口に公務員と言っても種類がいくつかあります。

国家公務員と地方公務員、そして上級職と一般職でも業務の内容は変わるもの。

自分がやりたい分野などをあらかじめ調べ、どこで働きたいかなどを考えて受験することをおすすめします。

建設業

求人数が多い業界の筆頭としてあげられるのが、建設業です。

職種は建築の全体の施工管理を行う「総合工事業者」、空調や塗装などの設備施工を行う「専門工事業者」に分かれ、専門工事業者はさらに細分化すると20種類を超えます。

選択の幅が広い点と29歳以下の人材が常態的に不足していることから、採用は条件がいいものが多いのが特徴です。

技術職系なので将来的に長く経歴を重ねることができる点も魅力でしょう。

関係する資格は多くありますが、「宅地建物取引士」は不動産売買を扱う場合に必要となる資格です。

職種によっては、「施工管理技士」や「技術士」「建築士」など、資格の取得が推奨される場合もあります。

営業職

未経験でも意欲や人柄を重視して採用されることが多い業種です。

さまざまな業界に存在している職種の一つですが、どこも求人数が多く、高卒などでも活躍している人は多いとされています

特に資格などは必要ありませんが、顧客の要望に応じて動く必要があるため、「体力」「忍耐力」「コミュニケーション能力」の高さが重要です。

大学中退者が必ず押さえておきたい就職面接のコツ

採用面接では、大学中退者にとって、企業側に自分をアピールする絶好の機会です。

大学中退理由など、話をしにくいこともあるかもしれませんが、正社員採用を目指すためにはしっかりと準備をしておきましょう。

中退理由の説明の仕方

企業側は大学中退の理由について必ずと言っていいほど確認を求めてきます

大学中退者に対して「学業を途中で放棄した」と考えている場合は、「継続して仕事に取り組んでくれるかどうか」が疑問となってしまうからです。

企業側にとって、大学中退は志望者の「過去の結果」の一つに過ぎません。

とはいえ、大学中退理由を明確に率直に説明できない場合には、志望者のやる気や意欲を疑わざるを得ないでしょう。

この点を十分意識したうえで面接に臨むことが大切です。

中退理由説明のポイント(1) 嘘を言わない

採用担当者は採用のプロと言えます。

大学中退について理由の統計や実態などは把握していて当たり前です。

その採用のプロを前にして大学中退理由を偽っても、信用を失うだけで得るものはありません。

信用を失ってしまえば、雇用関係構築に繋がることはないでしょう。

例えば病気が理由で中退した場合など、病名について詳細を話す必要や、自分が話したくないことを説明する必要はありません。

ただし採用担当者をごまかそうとすることだけは避けてください

中退理由説明のポイント(2) そもそも大学を選んだ理由と大学で学んだこと

中退してしまったとしても、中退までの大学生活で得たものが少なからずあったのではないでしょうか。

中退を決意するに至った経緯などと合わせ、大学を選んだ理由を説明してみましょう。

そして大学進学の理由について仕事の志望理由との関係性を訴えることができれば企業側にポジティブなイメージを与えることができます。

中退理由説明のポイント(3) 誰にでも挫折はあるもの。挫折を受け止めて、どう立ち直るか。

大学中退を「失敗」と考えてしまう人は多くいます。

それは中退した本人のみならず、社会一般でそのような捉え方をする人は少なくありません。

大学を中退したことに対する挫折感や後悔がある場合には、それを次の人生においてどう繋げていきたいと考えているか整理してみましょう。

面接官にプラスな印象を与えることのほか、そうすることで自分のなかでの大学中退という経験を消化し吸収することにも繋がります。

中退理由説明のポイント(4) 大学中退後に学んだノウハウやスキル

大学中退後、就活を始めるまでに時間が空いてしまった場合には、その間になにをしていたのかをきちんと説明することが大切です。

そのうえで、大学中退後の経験で得たノウハウやスキルなどについて、採用担当者に説明しアピールしましょう。

企業側は、20代の中途採用に対して、「仕事への意欲があるかどうか」と「学びたいという向上心があるかどうか」を非常に重視しています。

大学中退後にも学びたい」「学んでいるという姿勢をアピールすることは有効なポイントとなるはずです。

アピール材料の収集

企業が20代の若手を雇用する場合はそのポテンシャルを重視すると言われています。

現在持っている資格やスキルよりも、企業に対する就労意欲やその業務に対するやる気・前向きな姿勢などが重視されているのです。

採用試験を受ける業種や業界への思い入れや意欲的な気持ちをしっかりとアピールしてください。

経歴で引け目を感じないことが肝心

大学中退は、個人のおかれた状況や環境の結果による決断の結果です。

自分自身が決定したことであり、中退したことによって人生がすべて決まるわけではありません。

自らポジティブに考えられれば、面接で企業側に説明する際にも、自信を持って話すことができます

就活のサポートには転職エージェントを活用する

大学中退者の就活では多くの場合、自分自身で情報収集を行う必要があります。

加えて、就活セミナーなどを受ける前に退学してしまうと、履歴書の書き方や面接の受け方など、就活に必要なノウハウを独学で学習しなくてはなりません。

転職エージェントは、就活志望者へ企業の採用情報を提供するほか、カウンセリングや就活支援セミナーを実施し、就活志望者のサポートを行っています。

転職エージェントのメリット

転職エージェントを仲介することで志望者とのマッチングが行われ、採用のミスマッチを減らせることが一番のメリットです。

加えて提供される採用情報はいわゆる優良案件とされる条件のいいものが多くなります。

また、転職エージェントには数多くの就活をサポートしてきた蓄積があります。

大学中退者の就活ならではの事情を踏まえた支援が期待できるでしょう。

活用の流れ

転職エージェントの多くは、採用募集を行っている企業に対して料金を請求し、そこから利益を得ています。

このため、採用志望者側はすべてのサービスを無料で利用できるという仕組みになっているのが一般的です。

また、ホームページなどの情報閲覧に制限はありませんが、就職のためのセミナー参加や採用情報などは、登録した会員のみに提供されます。

会員登録には氏名・生年月日・性別・電話番号・メールアドレスなどの情報入力が必要です。

自分のニーズにあった転職エージェントを選んで利用してみましょう。

大学中退者が就活時に相談できる転職エージェント

大学中退者は、中退した時点で大学のサポートを受けることはできません。

就活のノウハウや雇用情報に関するアクセスができない環境におかれることになりますが、20代の若者の雇用に特化した転職エージェントを利用することで、情報収集は一気に確実なものとなります。

なかには20代を対象としたピンポイントな転職エージェントもあり、雇用条件や経歴に関する企業とのマッチングを的確に行ってくれる心強い存在です。

登録した採用希望者に向けた支援セミナーや、集団採用面接会を実施している転職エージェントも珍しくありません。

特におすすめ2つをご紹介しましょう。

JAIC(ジェイック)

20代を限定とした就職・転職支援サービスを行っているエージェントです。

採用企業情報の提供に加え、新社会人として必要な知識、履歴書の書き方、面接対策など就職に関わるノウハウを教えてもらえます。

ハタラクティブ

「20代を中心とした若年層の就職・転職」の支援サービスを行っているエージェントです。

「未経験でも正社員として就職できる求人」、また「キャリアに見合った求人の紹介」などを実施しています。

サイト内には就活に関するコンテンツが豊富で、大学中退者の就活についてもたくさんのページがあるので、一度覗いてみてはいかがでしょうか。

この記事のまとめ

大学中退者が目指しやすい職種として、以下をご紹介しました。

  • ITエンジニア
  • 公務員
  • 建設業
  • 営業職

採用面接の際には企業側の継続して働けないのではという疑念を拭えるような回答を心がけることが大切です。

中退に至るまでの決断を冷静に見つめ直して、次のステップへの土台として位置付けることから始めてみてください。

ひとりでの就活が不安であれば、転職エージェントのサポートを受けながら、就活を乗り越えていきましょう。

20代対象求人1,500件以上!24~29歳に特化

マイナビジョブス

約17,000件の求人|将来を見据えたサポートに定評

関連記事

高卒求人をハローワークで探すのはNG|就職エージェントを活用せよ

「高卒で求人情報を探すならハローワーク」とシンプルに考えて行動すると…

大学中退フリーターが優良企業に就職するには?成功する就活のすべて

大学新卒の雇用状況は2010年で底を打ち、就職率は、その後現在も増加の傾向が続いています。 …

高卒フリーターから正社員採用を目指す!おすすめの職種と対策

「高卒フリーターだけれど正社員になりたい」といった悩みをよく聞きます…

高卒での転職活動は難しい?成功のポイント3つとおすすめ対策

「高卒で就職した会社がまさかのブラック。見切り…

高校中退は就職・面接に不利? 正社員に採用されるためにすべきこと

「高校中退だから、希望した求人に受かる自信がな…