大学中退フリーターが優良企業に就職するには?成功する就活のすべて

大学 中退 フリーター

大学新卒の雇用状況は2010年で底を打ち、就職率は、その後現在も増加の傾向が続いています。

いわゆる「売り手市場」が続いており、第二新卒も含めた新卒以外の雇用にも積極的です。

このような採用状況でも、大学中退のフリーターの場合はなかなか厳しく、「どう努力すればいいのかわからない」と不安になるかもしれません。

就活で成功するには、新卒の学生との雇用環境の違いを理解し、雇用側の要望を十分に把握しておくことが大切です。

この記事のまとめ

大学を中退したフリーターの方が就活するにあたって、認識しておきたいポイントは以下の3つです。

  • フリーターを続けていても、20代のうちに人生に終わりが見える
  • フリーターと正社員の生涯年収は、就職が遅れるにつれ差が開く
  • 資格やスキル、転職エージェントの力を借りることで優良企業への就職も不可能ではない

中退が経済的理由によるものであるならなおのこと、中退後も経済的苦労を長引かせたくはないもの。

その具体的な解決手段が、「正社員を目指す」ということです。

しかし就活を行うにあたって、一般的に企業が持つ大学中退者に対する印象は厳しいという点を覚悟しておく必要があります。

大学中退でフリーターを続けた人が転職するときに認識すべきこと

大学中退をした人のうち、中退時に「正社員として仕事をしたい」と考えている人は全体の半数近くにものぼります。

しかし、実際に「中退後に正社員を目指して就活をした」という人はその3割程度です。

また、中退後にアルバイトをしている人の合計は5割を超え中退後に就活をしている人よりもアルバイト収入を中心としたフリーターになる人の割合のほうが高いと分かります。

しかし、フリーターの収入が大きく伸びることはなかなかありません。年収は低いままとなり、いずれ経済的に行き詰まるでしょう。

生涯獲得年収もフリーター期間が長いほど正規雇用との格差が大きくなっていきます。

フリーターを続けると、ある年齢で人生に終わりが見える

まず、こちらの表をご覧ください。

20代平均年収 ボーナス 年収UP見込
フリーター 約190万 なし
正社員 約346万 あり

※フリーターの年収は「時給1000円のバイトに週5で8時間の出勤をして1年間働き続けた場合」です。

実際は他のバイト生のシフトの関係で思い通りにシフトに入れない場合も多々あると思います。

※正社員の平均年収値はDODA 平均年収ランキング2017を参考にしています。

非正規雇用も含めてフリーターは時給換算であり、ボーナスは原則ないうえに、社会保障負担が重くのしかかります。

国民健康保険や国民年金は年収に応じた減額制度はありますが、免除はないのです。

加えてスキルアップなどがない限り時給は上がりませんから、何年働いても年収は一定以上に増えることはありません

フリーターの平均年収は200万円前後と言われています。

20代前半までは、「それだけあれば自分一人で生きていける」という考え方でもいいでしょう。 しかし20代後半、30代、40代と年を重ねるごとに自分と周囲にギャップが生じていきます。

結婚したいと思う人が現れてもできなかったり、健康を損ねてアルバイトさえ出来なくなったりするかもしれません。

その時に後悔する人生を送らないために、20代の今のうちに、フリーター生活を脱却することが大切です。

フリーターと正社員の生涯年収比較

フリーターと正社員は、収入でどれだけの差が付くのか、実際に計算してみましょう。

まず、フリーターの年収です。例えば時給1,500円で週30時間勤務の場合、月収は18万円、年収では216万円となります。

一方、正社員の場合、厚生労働省が発表したデータによれば大卒の初任給の平均は約20万3,400円、年収ではボーナスを含まない場合で244万800円です。

一見それほど格差がないように思うかもしれませんが、じつはこの時点で算出の仮定に差があります。

フリーターの時給は地域格差が大きく、勤務条件などでも変わるもの。 算出例に上げた時給1,500円は比較的高い例です。

一方の正社員の場合は、控除や諸手当、残業代などは含まれていない概算になっています。

新卒社会人の年齢を22~23歳として、大学中退後にフリーターのまま22歳になった時に年収が240万円を上回っている人は、果たしてどの程度いるでしょうか。

さらに、正規雇用の場合は勤務年数を得るごとに給与が増えます。 年功序列の給与体系であっても成果主義の場合でも基本は同じです。

また、1年目は得られなかったボーナスも2年目以降は給付されるなど、勤務年数が経過するにつれ正規社員とフリーターとの所得格差は大きくなります。

そして、生涯年収の差もどんどん拡大します。

ちなみに、29歳の正規雇用の平均年収は373万円です。

フリーターで週30時間勤務を維持して同額の年収を得るには、時給2,590円のアルバイトを1年間続ける必要があります。

フリーターと正社員の年収の差は、厚生労働省調べの【平成29年賃金構造基本統計調査】でも明らかになっています。

フリーター 正社員 年収比較

厚生労働省調べ

フリーター生活から脱却するために始められること

フリーターから正社員を目指すため、今すぐできることはなにか考えていきます。

まず、現在やっているアルバイトについて考えてみてください。

業務が好きで仕事として継続していきたいのなら、そのアルバイト先の正社員を目指してみるのもいいでしょう。

ただし正規採用を募集しているか、そして正社員になった場合に将来的な昇給やスキルアップのチャンスがどうか等については、事前に確認しなければなりません。

また、正社員として働きたい業種に必要な資格やスキルがあると就活において有利になることもあります。

そういった資格やスキルについて事前に調べ、取得しておくことも大切です。

現在の生活を継続しながら、資格取得やスキルアップ、そして就活資金の確保も含め、就活期間を区切って予定を立ててみるのもいいでしょう。

企業から見た大学中退者の印象

大学中退は学歴としては高卒以上大卒未満の扱いです。

しかし実際のところ「大学中退」に対しては、留年や浪人よりもネガティブな印象が強いのが一般的です。

やはり「途中でやめた」というイメージが強く、「流されやすい」「意志が弱い」という人物評につながります。

加えて、大学中退からフリーターの期間が長い場合もマイナスにはたらくでしょう。

この企業側の印象を変えるためには、面接時に大学中退の理由を簡潔明瞭に言語化し説明できるようにしておくことが重要です。

また、フリーター生活で得られた経験やスキルをアピールできるようにしておくことがポイントとなります。

大学中退者が就職するときに優先的に探したい業界や職種

企業側から見て、大学中退者は実質的に「20代の正社員経験がなく大学新卒ではない人材の中途採用」となります。

大学新卒に対しては新人教育などが準備されていても、大学中退者を採用する場合にはある程度の即戦力を求められることが多いようです。

一方で20代のフリーターだと、30代や40代の中途採用に求められるほどの高度なスキルには対応できません。 この点を踏まえて、求人情報を探すことが大切です。

具体的な求人情報の探し方や、おすすめの職種などについてご紹介します。

求人の探し方

求人を探していくなら大きく分けて3つのやり方があります。

求人の探し方ベスト3

  1. インターネットで探す
  2. ハローワークで探す
  3. 転職エージェントで探す

インターネットで探す

 

自分で探す場合、インターネットを活用すれば情報収集は簡単なように感じられます。

 

しかし莫大な情報の中から、自分が求める・自分ができる求人情報を絞り込むのはかなり時間がかかりますし、その情報が確実かどうかの判断も必要です。

ハローワークで探す

 

もうひとつ考えられるのはハローワークの活用

 

ハローワークでは、求人情報の提供だけでなく職員による相談も受けられるほか、就職フェアや職業訓練の情報も入手できます。

 

公的サービスなので無料で利用できること、全国に出張所があり地域に根差した求人情報を得られることも大きな特徴です。

 

ただし、ハローワークの求人情報は対象年齢層が幅広く、正規雇用以外の非正規雇用も多く含みます。

転職エージェントで探す

最短ルートで自分に適した企業を知りたいのであれば、転職エージェントを活用するのもひとつの手段です。

おすすめの職種

雇用環境は年々改善傾向にありますが、業種によってその度合いには濃淡があります。

経済動向と人手不足という社会情勢を反映し、採用が活発なのは、「医療・福祉」、「建設」、「卸売業・小売業」などで、「金融」、「製造業」などは引き続き低調とされています。

また、インフラや教育関係、宿泊業、飲食業などは堅調な職種です。

これらの職種の中で、自分のアルバイトでの業務経験が活かせるものがあれば、正規雇用のチャンスも広がるでしょう。

おすすめの資格

就職を希望する職種との関連が強い資格の取得がおすすめです。

求人が多い医療系の場合であれば、

 
  • 看護師
  • 医師
  • 薬剤師
  • 医療事務
  • 介護士

などの専門性の高い資格以外にも、通信講座やハローワークなどで学習できるやなどがあげられます。

建築関係も同様で、建築士や建築設備士のほか、不動産コンサルティング技能などがあるでしょう。

また一般事務系で必要となるので、パソコンによる文書作成スキルは身につけておいて損はありません。

就職で悩んだら転職エージェントを活用してみる

ネットでの情報収集やハローワークでの相談は、身近である一方で優良案件があるとは言い難いのが実情です。

このとき、「20代の正規雇用を目指す人に特化した転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。

大学を中退してフリーターを続けている人が、就職を成功させることができるのか?

現在の雇用状況は、圧倒的な人手不足を背景に、職種や雇用条件を問わなければ、求人自体は多いので、就職は比較的容易です。

しかし、勤務状況が過酷・給与などが採用時の条件と違うなど、いわゆるブラック企業に遭遇する可能性は否定できません

また「大学中退」という経歴のために正当な評価を受けられず、雇用されても給与やその後の昇給、昇進に長く影響を与えるおそれもあります。

ハローワークも含め、求人企業側が優良かどうかの判断は難しく、個人で対応するには限界があるでしょう。

採用希望者の経歴について大学中退を含めて客観的に評価し優良な採用情報を提供してくれるのが、転職エージェントです。

転職エージェントのメリット

転職エージェントには、新卒・中途を含めた人材確保を希望する企業が、有料で求人情報を提供しています。

それだけ雇用に真剣な企業が集まっているため条件のいい案件が多いのが特徴です。

また、転職を希望する若者と企業の間に転職エージェントが入ることによって、希望する人材や雇用条件のマッチングを図ってくれます。

就活に関する情報へのアクセスが限られる大学中退フリーターにとって、絞り込まれた条件のいい採用情報の橋渡しを担ってくれる存在と言えるでしょう。

大学中退の方におすすめの転職エージェント

大学中退フリーターにとって、20代若者向けの雇用に特化した転職エージェントの存在は心強い存在です。

中には、登録した採用希望者に向けた支援セミナーや集団採用面接会を実施している転職エージェントもあります。 特におすすめの2つを簡単にご紹介しましょう。

JAIC(ジェイック)

20代限定の就職・転職支援サービスを実施している転職エージェントです。

履歴書の書き方、面接対策などの就活ノウハウを学べる若者の就職支援を、東京・神奈川・愛知・大阪など国内9つのエリアで実施しています。

さらに東京・大阪・名古屋では20代女性限定の就職支援サービスを行っています。

ハタラクティブ

「20代を中心とした若年層の就職・転職」のための支援サービスです。

フリーターや既卒を含め、未経験でも正社員として就職できる求人および、キャリアに見合った求人の紹介」も実施しています。

対象エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉の関東1都3県、渋谷・池袋・秋葉原・立川の4支店ではカウンセリングを受けることも可能です。

この記事のまとめ

大学を中退したフリーターが就職活動をするにあたって、念頭に置いておきたいことをご紹介しました。

  • 大学中退のフリーターは企業にネガティブなイメージを与えるが、資格取得や面接時のアピール次第では就職も可能
  • 現在のアルバイト先への就職を目指すなら、昇給やスキルアップについてあらかじめ確認
  • 優良企業への就職を目指すなら転職エージェントを活用

大学中退を人生の挫折と捉えてしまうと、その後、就活を積極的に行うことができず、フリーターを続けたくなるかもしれません。

しかし、「大学中退」や「フリーター」を、自らの経歴として考えて積極的に武器にしていくことで、就活の道はひらけます。

雇用が活発な今だからこそ、前向きな気持ちで就活に取り組みましょう。

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