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アルバイトと正社員はどう違う?正社員になるメリットって?
アルバイトと正社員の違いは肩書だけではありません。
なぜ正社員になりたいのか、正社員になるメリットを知っておきましょう。
正社員になるメリット
正社員とアルバイトの大きな違いは福利厚生でしょう。
健康保険や厚生年金、雇用保険、さらに住居手当や交通手当などが付くこともあります。
さらにボーナスの有無は年収に大きな差がつくでしょう。
アルバイトなどの非正規雇用は、会社の都合で契約が打ち切られることもありますが、正社員になるとリストラされない限り定年まで働くことができるので、安定していると考えられます。
アルバイトを続けるデメリット
正社員は長く続けることで、昇給・昇格という形で自分に還元されます。
しかし、アルバイトの場合は、昇給には限界があり、立場にも大きな変化が生まれません。
また経歴もずっとアルバイトになるため、次の仕事を探すときにも不利になることがあります。
アルバイトから正社員になるために必要なこと
このように、アルバイトと正社員には待遇面などに差があります。
正社員になるためにはどのようなことが求められるのでしょうか。
主なものは以下の3つです。
- 志望動機が具体的で明確である
- 履歴書や職務経歴書をしっかり作成している
- 職務経歴書の書き方のポイントと例文
1.志望動機が具体的で明確である
採用担当者は、応募者が会社に貢献してくれる人材か、正社員としてふさわしいかどうかを履歴書と職務経歴書から確認しています。
そのチェックポイントの一つが志望動機です。
志望動機があいまいだったり、他の仕事でもいいようなことだったりすると、熱意ややる気がないように思われてしまいます。
また、お金が欲しいから、近所だから、というような正直すぎる内容も避けましょう。
2.履歴書や職務経歴書をしっかり作成している
履歴書と職務経歴書は自分の顔ともいえる存在です。
作成するポイントを紹介します。
3.履歴書の書き方のポイントと例文
アルバイトから正社員を目指す場合、なぜ今までと違う働き方を選ぶのかを書きましょう。
「アルバイトをする中で○○に挑戦したいと感じるようになりました。」
「より責任ある立場で仕事と向き合いたいと感じました」
というように、自分の考えが変わった経緯が相手に伝わるように書きます。
職務経歴書の書き方のポイントと例文
職務経歴書では、これまでのアルバイト経験で得た知識やスキルをアピールしましょう。
仕事で得た経験は「このアルバイトを通じて、○○のようなことを学びました」などのように記入し、応募する職種につながるように記載します。
また、習得能力を箇条書きにしてもいいでしょう。
面接では自己PRがしっかりできる
履歴書や職務経歴書がどんなによく書けていても、最終的な決め手となるのが面接です。
礼儀正しくハキハキ受け応えできる人は、面接での人当りも良くなります。
ただし、必ずしも話し上手である必要はありません。
自己PRでは、自分が伝えたいことをできるだけはっきり明るく伝えましょう。
アルバイトから正社員になりやすい職種
アルバイトの経験を活かして正社員になりたい、今はバイトでも将来的に正社員になりたいという人は、正社員になりやすい職種に就くことを検討しましょう。
アルバイト経験が評価されやすい主な4つの職種を紹介します。
アルバイト経験が評価されやすい4職種
- 営業職
- 介護職
- 工場勤務
- SE
以下で詳しく見ていきましょう。
営業職
営業として働く人は多いため、営業職は常に人を募集しています。
未経験でも、コミュニケーション能力があれば大丈夫という求人も少なくありません。
ただし、営業職はやりがいはあるものの、体力的な問題や、営業という仕事自体に個人の適性が出やすいという問題もあります。
営業職をしていた経験を伝えることで、仕事に対する姿勢や考え方をアピールできるでしょう。
介護職
介護職は現場での仕事なので、実務経験が高く評価されます。
今まで培ってきたノウハウや、仕事に対する想いをPRしましょう。
高齢化社会が進展する中で、多くの介護施設やサービス事業所では人が不足しています。
経験があり即戦力として働けることは、大きなアピールポイントになるでしょう。
工場勤務
工場勤務は加工品の製造や組み立てなど、求人が豊富な職種です。
未経験でもできる単純作業もありますが、溶接や板金、鋳造のように経験や技術が必要な仕事もあります。
高度な仕事を身につけることで、手に職となって次の仕事にもつながりやすくなるでしょう。
SE
SEという仕事は資格もありますが、重視されるのが今までに書いたプログラムです。
アプリ開発やインフラ構築など、携わった仕事についてアピールしてください。
IT関連は変化が速い業界なので、最近まで仕事でプログラミングしていたという経歴は大きな武器です。
正社員になる転職先選びのポイント
アルバイトから正社員になりたい人に向けた求人は数多くあります。 転職先を選ぶポイント3つをまとめました。
- 自分のスキルや経験を活かせるか。また未経験でも大丈夫か
- 勤務条件や労働条件
- 職場や人が自分にあうかどうか
それぞれについて、さらに具体的に考えていきます。
自分のスキルや経験を活かせるか|未経験でも大丈夫か
アルバイトから正社員になるうえで、自分の職歴を活かしたいのか、新しいことにチャレンジしたいのかを考えてみましょう。
経験やスキルを活かすなら、即戦力歓迎の求人を選んでください。
また人手不足の会社などは、未経験を積極的に採用している場合もあります。
勤務条件や労働条件
正社員といっても、勤務条件や労働条件は求人によってさまざまです。
応募する前には必ず福利厚生や給与、各種手当を確認しましょう。
求人によってはアルバイトの時よりも条件が悪くなってしまうので注意してください。
職場や人が自分にあうかどうか
仕事を続けるうえで、人間関係や職場環境は大きな問題です。
可能であれば事前にどのような雰囲気の職場か下見するといいでしょう。
また男女比や構成年齢層も参考になります。
アルバイトから正社員になりたい場合は転職エージェントを活用してみる
就職を思い立った時はすぐに行動に移しましょう。転職エージェントの活用法を紹介します。
転職エージェント活用法
転職エージェントは、求人を紹介するだけの存在ではありません。
コンサルティングを通じて、仕事に求めるものや、自分の適性などを明らかにし、自分にあったキャリアパスへ導いてくれるパートナーです。
転職エージェントを利用するときには嘘をつかず、考えていることや不安を正直に伝えましょう。
パートナーとして役に立つアドバイスがもらえるはずです。
具体的にはどのような質問をすればいいのか2つの場合に分けて考えていきます。
- アルバイトから未経験で正社員になりたい場合
- アルバイト経験を活かして正社員になりたい場合
アルバイトから未経験で正社員になりたい
未経験で正社員になりたい場合は、未経験歓迎の求人にどのようなものがあるか、どんな人材が求められているかを聞きましょう。
またどのような仕事なのか雰囲気を尋ねてみてください。
アルバイト経験を活かして正社員になりたい
今までのアルバイト経験を活かして正社員になりたい場合は、アルバイトで得たスキルが活きるのか、活かせる職種は何か聞きましょう。
会社との面接や履歴書作成のためにも大切な情報なので、アドバイスを具体的にもらってください。
利用の流れ
転職エージェントを利用するには、まず転職エージェントに登録して、その後、実際に面談に進みます。
事前情報として職務経験などの必要事項や、職探しのための条件を聞かれます。
それをもとに面談をしてから、求人の紹介、選考のステップに進みます。
転職時に相談できるエージェント
面談は、転職エージェントのコンサルティングを受ける時間だけでなく、自分がエージェントを見極める時間でもあります。
転職の不安や希望を受け止めてくれるエージェントかどうかをチェックしましょう。
おすすめの転職エージェントを紹介します。
JAIC(ジェイック)
アルバイトや第二新卒の方を対象に、研修プログラムを実施しているのがJAIC(ジェイック)です。
社会人マナー研修なども行っているため、短期間でも就職活動に必要なスキルを身につけることができるでしょう。
正社員になりたいけれど、ビジネスマナーなどに不安があるという人にもおすすめです。
ハタラクティブ
ハタラクティブは若年層に特化した転職エージェントです。
就活アドバイザーがマンツーマンで対応してくれるので、キャリアパスから面接対策まで幅広く相談に乗ってくれます。
正社員として働ける仕事にはどのようなものがあるかなど、基本的な事項であっても親切丁寧なアドバイスがもらえるはずです。