第二新卒の転職活動で失敗しないためには「企業探し」が肝心

第二新卒の転職活動で、肝となるのは転職先の「企業探し」です。
ここでの企業探しとは、どれだけ自分にマッチした企業を探せるかということです。
また同時に、自身の属性である「第二新卒」に対して、ネガティブな印象を持っていない企業を探す必要があります。
第二新卒は次こそ長く続けられる企業でないとマズい
企業探しが重要となるのは、第二新卒は基本的に1社目を早期で離職しているという現実があります。
仮に次に入った会社で、同様に早期で退職するということになれば、その先の転職活動はさらに厳しいものになるでしょう。
1社ならまだ「運が悪かった」「若気の至り」で話が付くかもしれませんが、2社連続となると「会社を見る判断力が無い」「自己分析が甘い」「忍耐力が無い」などのマイナス部分の見られ方が強まります。
だからこそ、第二新卒で転職する会社は、事前の企業選びに細心の注意を払って次こそ長く続けられる会社に入社することが最重要です。
第二新卒の採用に対して前向きな企業を選ぶ
企業選びが大切という2つ目の理由は、「第二新卒の採用に前向きな企業探しをする必要がある」ということです。
転職サイトは、主にキャリアを積んだ中途採用向けのものが一般的です。
もちろんその中には、第二新卒が応募可能な求人も含まれています。
サイト上で「第二新卒歓迎」などの絞り込み項目にチェックをいれれば、検索はできます。
しかし、転職サイトに載っている求人内容には「歓迎」と書いていても、実は「可」くらいの温度感のこともあります。
第二新卒の採用に対して前向きかどうかは、正直サイト上だけでは判断が非常に難しいのが現状です。
企業選びの肝は第二新卒に特化した転職サイトで押さえられる
結論から言うと、最もおすすめの企業探しの方法は、第二新卒に特化した転職サイトで探すことです。
第二新卒に特化したサイトに求人を載せているのは、前向きでなければ載せませんよね。
また、担当のコーディネーターが紹介先企業のことを根掘り葉掘り詳細まで聞いて知っているので、社風や実際の働き方を事前に知ることができます。
そのため入社後のギャップが無く、早期の退職につながりにくいのです。
つまり、第二新卒に特化した転職サイトを使えば、内定を取りやすく、かつ長期で働ける会社を見つけられるということなんです。
第二新卒に特化した転職サイトをご紹介する前に、転職サイトはそれぞれ強い業界や得意としている職種などの特徴をもっているので、まずはそこを押さえていきましょう。
転職サイトには特徴がある

種類や規模も多種多様な転職サイト。
たくさんありすぎてどれを使ったらいいか迷いますよね。
実は転職サイトによって、特徴がかなり違うんです。
サイトによって、「強い業界や職種」があったり、既卒・第二新卒など「属性」によって特化していたりします。
そのため、個人によってどの転職サイトがあっているのかというのが異なるわけです。
そこで、転職サイトをいくつかピックアップし、強みや特徴を洗い出してみました。
doda
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- 求人数100,000件
- 添削◎
- サポート◎
- 求人数は、非公開含めて約10万件
- 直接オファーが届くスカウトサービスあり
- 職種、年齢、経験を問わず、さまざまな方が利用できる
人材業界の売上第2位を誇るパーソルグループの「パーソルキャリア」が運営する「doda」。
求人サイトの機能に加えて「dodaエージェントサービス」という転職エージェントとしての機能も備えています。
特徴は、圧倒的な求人数の多さです。
記事執筆時点での求人件数は、 公開求人で69,245件でした。
非公開求人を含めると、なんと約10万件の取り扱いがあるとのことです。
職種・業界も幅広く取り扱いがありますが、特に強い業界は以下の通りです。
- メーカー系(16,503件・25%)
- IT系(9,930件・15%)
- 建設・不動産系(13,776件・20%)
ただ弱点としては、「未経験者歓迎」の求人が少ないことです。
絞り込みをかけてみたら、「職種未経験歓迎」は3,046件と全体の4%ほど、「業種未経験歓迎」も2,833件と同じくらいの割合でした。
大手だけに掲載求人も大手企業(上場企業15443件・約22%)が多く、未経験よりもキャリア採用として即戦力になれるような人材を求めている企業が多いということでしょう。
さすが大手と思った点は、で「年収査定」や「キャリアタイプ診断」など、サービスの充実性はピカ一でした。
パソナキャリア
パソナキャリア
- 求人数40,000件
- 添削◎
- サポート◎
- 取引実績企業16,000社以上
- IT・インターネット・メーカー・医療・営業が得意!
- 各業界・職種別のチーム体制なので、アドバイザーの専門性が高い
続いて、人材業界の売上第3位のパソナが手掛ける転職サイトの「パソナキャリア」を見ていきましょう。
特徴は、やはり大手ならではの豊富な求人数で、記事執筆時点では「36,269件」が掲載されていました。
掲載数の多い業界は以下の通りです。
- 製造業(メーカー)(14,231件・40%)
- IT(5,689件・15%)
また、職種に関しては以下の通りになります。
- 技術職系(10,338件・28%)
- 営業系(7,165件・20%)
- IT・WEBエンジニア(6791件・18%)
- 管理・事務系(6,029件・16%)
転職エージェントサービスも行っているので、非公開求人の詳細を知りたい場合は、登録することをおすすめします。
その他に口コミなどで多かったので、「サポート(アドバイザー)の質が高く利用者の満足度が高い」ということ。
「2019年オリコン顧客満足度調査」では、転職エージェントランキングで下記項目を制しなんと総合第1位に輝いています。
- 「利用のしやすさ」 第1位
- 「担当者の対応」 第1位
- 「紹介案件の質」 第1位
- 「交渉力」 第1位
ハタラクティブ
ハタラクティブ
- 求人数2,300件
- 添削◎
- サポート◎
- 20代に特化した就職・転職支援サービス
- 就職成功率は80.4%!
- 求人はすべてコンサルタントが実際に足を運んだことのある職場
「ハタラクティブ」は、レバレジーズ株式会社という会社が事業運営する20代の若者層に特化した転職エージェントです。
中でも、既卒や第二新卒を主なターゲット層にしていますが、どちらかというと既卒の方に最も強みを発揮するようです。
求人件数は特化している分、前述のものよりもはるかに少なく「2300件」ほどですが、そのすべてが未経験OKの求人です。
掲載数の多い業界は以下の通りです。
- IT/通信(24%)
- メーカー(22%)
- サービス(16%)
- 流通/小売(13%)
- 商社(8%)
また、職種に関しては以下の通りになります。
- 営業(20%)
- エンジニア(18%)
- 施工管理(16%)
- デザイナー(15%)
- 事務(15%)
- サービス/販売(15%)
カバーエリアが、ほぼ関東に限られているのが難点ではありますが、特徴に合致する人はかなり重宝するサイトになるでしょう。
おすすめの転職サイト3つをご紹介
さて、ここでいよいよ当サイトがおすすめする転職サイトを3つご紹介したいと思います。
(1)転職者の約8割が利用してるサイト「リクナビNEXT」
リクナビNEXT
- 求人数5000件
- 添削◎
- サポート◎
- 質問に答えるだけで客観的な強みがわかる!診断結果はそのまま企業へ送信
- 現職が忙しい人も安心。待ってるだけでスカウトが届く
- 常時5,000件以上の求人を掲載
まずは、圧倒的な人材業界の売り上げ規模のトップを誇る最も有名なサイト「リクナビNEXT」は、おすすめせざるを得ません。
なんと転職活動中の約80%の人が、リクナビNEXTを利用しているんです。
求人は数もバリエーションも申し分なく、リクナビNEXTだけにしかない限定求人が8割以上を占めています。
求人数は、全体で19,569件あります。
職種はバランスがとても良く、全体のうち未経験歓迎が8,581件(44%)あるので選択肢は広めです。
- 営業(21%)
- ITエンジニア(システム開発・SE・インフラ)(18%)
- 事務/管理(IT/製造)(15%)
- エンジニア(機械・電気・電子・半導体・制御)(12%))
- 建築/土木技術職(9%)
- サービス/販売/外食(8%)
長い目で見たときに、ゆくゆくまた転職活動をするとなったときのことも考えると、早めに登録しておくべきだと思います。
また、「リクナビエージェント」というエージェントサービスも行っています。 リクナビNEXTに登録した情報を利用してカンタンに登録ができるので、転職に難航しがちな第二新卒は特に利用することを推奨します。
(2)若年層に特化しエージェント「就職Shop」
就職Shop
- 求人数8500件
- 添削◎
- サポート◎
- 20代で未経験者対象の求人紹介
- 100%訪問取材で厳選された優良企業8500社以上が掲載
- 書類選考なしで内定へ近づきたい方におすすめ
「リクナビNEXTは魅力的なのはわかるけど、第二新卒でそんなにキャリアや実績がない人はどうせほとんど受からないんでしょ・・・」と思っているあなた。
どうぞご安心を。
上記と同じリクルートの運営する既卒・第二新卒を専門にした転職エージェントがあるんです。
それが、今回の記事で最も推奨する「就職Shop」です。
就職Shopは、第二新卒・既卒に特化しているにもかかわらず「掲載求人数8555件」と豊富な求人数をもっています。
他にも同じようなターゲッティングをしている転職エージェントはあれど、求人数が2000件~2500件ほどというものがほとんどですので、4倍の求人数を持つ就職Shopの優秀さがわかると思います。
さらに、就職Shopの掲載求人は質も良く、その根拠は「100%訪問取材した求人だけ!」を掲載しているからです。
採用業種は、以下の通りです。
- 営業(42%)
- 技術系(その他)(18%)
- 技術系(IT/製造)(12%)
- サービス/販売(11%)
また、採用職種は以下の通りです。
- メーカー系(22%)
- IT/通信系(20%)
- 商社(IT/製造)(15%)
- サービス(15%)
- 不動産/建設(14%)
- 流通/小売(6%)
第二新卒として就職活動を始めようというあなた、迷わず「就職Shop」へ、いの一番に登録しましょう。
(3)若年層に特化したエージェント「マイナビジョブ20’s」
マイナビジョブ20's
- 求人数1,500件
- 添削◎
- サポート◎
- 20代の転職市場を熟知したアドバイザーがサポート
- 世界中で年間数千万人が受検する適性診断で自分に合った仕事がわかる
- 一都三県・愛知・岐阜・三重・大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀在住の方が対象
3つめは、新卒の就活で最もポピュラーなマイナビグループが手掛ける既卒・第二新卒の若年層に特化した転職エージェント「マイナビジョブ20’s」をご紹介します。
その人気の根拠として、なんと年間に20代の若者が約17,000人登録しています。
秀逸だと評判なのがキャリアカウンセリングで面談前に、面談に加え適性診断を実施することで客観的なカウンセリングが可能となっています。
業界・業種未経験OKの案件がなんと半数以上を占めており、既卒・第二新卒者にとっては、外せないエージェントと言えます。
求人数は、2,015件あります。
採用業種は、以下の通りです。
- IT/通信系(21%)
- メーカー系(27%)
- サービス系(26%)
- 商社系(11%)
また、採用職種は以下の通りです。
- 営業(40%)
- 事務系(20%) メーカー系
- ITエンジニア(15%)
就職Shopと併用して、比較検討するのが賢い使い方だと思います。