
この記事を執筆した人
高下真美
- 新卒でインターンシップ紹介・人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社
- 営業・コーディネーター・人事・総務に2年半従事
- その後大手人材会社に転職し、求人広告の年間採用計画を提案する営業として8年勤務
- 大手アパレル、外食チェーン、流通、医療など幅広い業種を担当
- 現在は就職・転職系メディアの記事執筆など、フリーライターとして活動中
目次
転職エージェントはマッチングサービス、その仕組みとは?
1.1 【転職希望者・エージェント・企業】3者の仕組み

転職エージェントはイラストのように、転職希望者と人材を求めている企業の間に立ち、お互いの条件にマッチする人材と企業を代わりに探して紹介してくれます。
転職希望者側から「こんな会社で働きたい」という要望をヒアリングし、転職希望者のスキルも踏まえた上で、その条件に当てはまる会社を選び、紹介します。
逆に企業側からは「こんなスキルを持った人材が欲しい」というオーダーを受けて、登録している転職希望者の中から当てはまる人材を探して紹介を行うという仕組みです。
転職希望者と企業、それぞれのニーズに詳しい第三者が間に入ることにより、転職希望者と企業が直接やりとりするよりも、お互いにとってミスマッチが起こりにくいことが特徴です。
そのため近年では転職エージェントを介しての応募しか受け付けていないという企業が増えています。
それが、それぞれの転職エージェントが抱える非公開求人となる、という仕組みです。
報酬発生の仕組みが転職サイトとは異なる
ここでは、紛らわしく感じる人も多い、転職サイトと転職エージェントの違いについて解説します。

転職サイトとは?
転職サイトは、転職エージェントのように、転職サイト運営会社が企業と転職希望者の間に立って紹介することはなく、あくまで人材を募集している企業の求人広告をサイト上に載せるまでが仕事です。
転職サイトは、転職サイトに求人を掲載したい企業から掲載料を受け取る仕組みで、実際に応募がどれくらいあったか、採用できたかどうかは報酬に関係しません。
転職エージェントとは?
転職エージェントは企業から報酬をもらうのには変わりないですが、採用が決定した段階で紹介した人材の年収の3割程度を転職エージェントが報酬として受け取ります。
紹介した人材が採用されなかった場合、採用されても早期に離職した場合は報酬を受け取ることはできません。
そのため、転職エージェントが紹介する求人は、転職希望者と企業、それぞれにマッチしたものに自然と絞られる傾向にあります。
転職エージェントは転職後までフォローしてくれることも
このように転職サイトと転職エージェントは報酬が発生するタイミングや支払われる条件が異なります。
転職エージェントとしては企業に人材を紹介しても、採用が決定しなければ無給で働いていることになります。
したがって採用率を上げるために、書類添削や面接対策を行い、報酬に関わる年収交渉も積極的に行ってくれるのです。

入社後、数回にわたって連絡をくれました
- 29歳
転職にあたって転職エージェントを初めて利用しましたが、とても良い方に担当していただけたことが忘れられません。
転職活動中の丁寧なサポートはもちろん、感動したのは入社後数回にわたって、新しい職場で不安なことはないか?連絡があったことです。
早期離職すれば転職エージェント側に報酬が発生しない仕組みは知っていて、それを防ぐための連絡だと思いますが、エージェントの人柄もあり、入社後まで気遣ってもらえたことが嬉しかったです。
- 就活期間1.5ヶ月
転職エージェントがかなり手厚い転職サポートを行ってくれることから、転職エージェントのサービスが無料で受けられるということを疑問に思っていた方も多いかもしれません。
しかし、サポートした転職希望者が企業に採用され、定着した暁には、企業側から報酬が発生するため、転職希望者は転職エージェントのサービスを無料で受けることができるというわけです。
転職サイトと転職エージェントでは、仕事や報酬の仕組み自体が違うことを理解しておきましょう。
転職エージェントが非公開求人を抱えている仕組み
次に、転職エージェントが非公開求人を抱えている仕組みについて2つの側面をご紹介します。
非公開求人とは
転職エージェントに登録した人だけに公開される求人のことで、誰でも見られるような転職サイトやハローワークなどの紹介所には公開されていない求人のこと

「求人を公開すると困る」場合があるから
まず1つ目は企業側が「求人を公開すると困る」場合があるからです。
主に大手企業にとって求人を公開するとマイナスが大きくなるといえます。
公開すると社名だけで大手と分かってしまうため、応募が多くなり採用までに時間が取られてしまいます。
大手の場合、ネームバリューで採用対象ではない方からの応募が増えてしまい、ミスマッチが生まれやすくなることも企業側の懸念点です。
このことは、自社のニーズにマッチしていて、なおかつ長く働いてくれる人材を採用したい企業側にとって、大きなマイナス点です。
また、大手でなくても競合に「◯◯分野の拡大を行うようだ」と社内事情を知られてしまうこともマイナス点になります。
登録者だけ、あるいは条件に当てはまる人だけに求人を公開して紹介してもらう仕組みにすれば、情報がオープンになるデメリットを避けられるため、非公開求人の数が多くなっているのです。
転職エージェントと企業の信頼関係があるから
次に2つ目は「転職エージェントと企業の信頼関係があるから」です。
転職エージェント側からすると、めでたく企業に採用されても早期離職され、返金保証などがある場合報酬が発生しません。
マッチしない人材を紹介すると、企業から転職エージェントへの信頼度が下がってしまい、他の転職エージェントへ乗り換えられてしまうこともあります。
求人案件数が減ってしまえば転職エージェントの魅力も同様に減ってしまうため、マッチする人材だけを紹介します。
転職エージェントは自社に非公開求人を出してくれている企業との信頼関係を保とうとします。
企業側もマッチする人材を紹介してくれる転職エージェントには非公開求人を出すという仕組みになっていて、それぞれの転職エージェントが抱えている非公開求人は両者の信頼関係の証しとも言えるでしょう。
転職エージェントの使い方は?内定までの流れ
転職エージェントを利用した転職の仕方は以下の画像のような流れで行います。

1.自分に合った転職エージェントを選ぶ
まず1つ目の「自分に合った転職エージェントを選ぶ」では、自分の希望する就労地でサービスを展開している転職エージェントを選ぶことが必要です。
そして転職エージェントにはそれぞれ強みとする部分が異なるため、自分が希望する条件に当てはまる転職エージェントを選びましょう。
強みには、第二新卒・既卒・フリーターに強い、20代向けの求人が多い、女性に特化している、特定の業種に特化している、求人数が圧倒的に多いなどがあります。
ちなみに転職エージェントが抱えている非公開求人は、そのエージェントしか持っていないというケースがほとんどなので、登録するエージェントの数を増やせば増やすほど、多くの非公開求人に触れることができるという仕組みです。
しかし、あまり数を増やしすぎても、エージェントとのやりとりや転職活動のスケジュールの管理が煩雑になるので注意してください。
- 自分の属性に特化・目指す業界に特化・幅広い業界の求人を保有、3つの転職エージェントを選ぶと取りこぼしがありません
2.登録する
転職エージェントを選んだら、次は登録です。
希望就労地や職種、希望年収などを入力して登録を行うと、転職エージェントからメールもしくは電話がかかってきて登録面談の日程を打診されます。
面談の前に自分の退職理由、次の転職では何を実現したいか、希望条件とその理由などをまとめて考えておくと面談から紹介までの流れがスムーズになります。
転職エージェントによって異なりますが、面談は転職希望者の希望やスキルの確認をする最初の1回だけという転職エージェントも多いです。
1回の面談で自分のスキルや希望するキャリアを転職エージェントに伝えられるように、事前準備は整えておきましょう。
- 自分の希望や条件にマッチした求人を紹介してもらえるかどうか?は、面談でどれだけ自分のことを伝えられるかにかかっています。マッチした案件を紹介してもらえるよう、事前準備をしておきましょう。
3.面談する
面談の前に履歴書と職務経歴書を準備する
面談前に、履歴書と職務経歴書を、転職エージェントのサイトにアップロードすることを求められることがほとんどです。
面談を有意義なものにするためにも、記入漏れのないよう丁寧に作成しておきましょう。
面談の前に履歴書と職務経歴書が完成していることで、面談が終わった直後に紹介してもらった求人に応募をすることができます。
初めての転職の場合など書類作成は大変ですが、ある程度完成させていれば、不安がある部分は後ほどエージェントに相談して仕上げていくことはできるので安心してください。
面談は対面面談がおすすめ
登録の後はいよいよ面談です。
面談は対面・電話の両方が選べますが、遠方でどうしても難しい場合以外は対面をおすすめします。
理由としては対面で会った人の方が人となりもわかり、転職エージェント側に紹介したい案件が浮かびやすくなるためです。
対面で面談をする場合は、転職エージェントのオフィスに行って1対1で面談を行います。
「服装に決まりはないため、私服でどうぞ」といわれますが、これから仕事の紹介でお世話になるエージェントと会うわけですから、しっかりサポートしてもらうためにも、清潔感のあるオフィスカジュアルなどが望ましいでしょう。
ただ、面接のように良いことばかりを伝える必要はありません。
愚痴のオンパレードにならないように注意する必要はありますが、より自分の希望や条件にマッチした求人を紹介してもらうためにも、エージェントに嘘はつかないようにします。
正確に今回の転職で改善したいことを伝え、よりよい転職のサポートをしてもらえるようにしましょう。
面談の時にはまとめておいた退職理由、次の転職では何を実現したいか、希望条件とその理由をもう一度対面で確認し、たくさんの担当を持っているエージェントに自分の希望を覚えてもらえるように努力しましょう。
- エージェントは何人もの転職希望者を担当しています。サポート優先度をあげてもらうためにも、転職意欲が高いことを伝えておきます。
4.求人を紹介してもらう
面談で希望などを確認した後、面談の最後に転職希望者の希望に当てはまる求人をエージェントが持ってきてくれます。
できればその場で、応募したいもの・したくないものを選定し、選考を進められるようにしましょう。
もちろん、持ち帰って検討することや応募しないという判断をすることも可能です。
ただ、できれば応募したくないものについて、「なぜ応募したくないと考えるのか」を伝えておきましょう。
というのは、転職エージェントと会うのはこの面談1回きりで、あとは電話とメールを使ってやりとりすることが多いため、直接双方の認識のズレを訂正しておくことが重要です。
応募したい求人についても、「優先順位が高い求人がどれなのか」とその理由も伝えておけるといいでしょう。
今後そのエージェントが紹介を行う時の基準となるので、以後紹介してもらう求人が、より自分の希望にマッチするものになる確率を高めることができます。
- 「せっかく求人を紹介してくれたのに…」と気を使う必要はありません。紹介してもらった求人の中で希望にマッチしたもの、マッチしなかったものを率直に伝えてください。
5.応募・選考スタート
転職活動にまつわる雑務は転職エージェントにおまかせ
応募する求人が決まったら、書類送付・面接日程の調整、年収交渉、内定までの企業とのやりとりは基本的に転職エージェントがすべて行ってくれます。
応募書類を送る際は推薦文をつけて企業に送ってくれるため、書類添削を行ってもらった後は書類を応募の度に書き換える必要はありません。
面接対策を有効活用しよう
また、希望すれば書類添削以外に面接対策も行ってくれます。
面談をしてくれた担当ではなく、応募先の企業のことを熟知している営業担当が請け負う場合や、大手の転職エージェントであれば面接対策を専門で行っている担当者が担当することが多いです。
面接対策してもらう際に、「こう言う質問にはどう答えるのがベストなのか?」などの質問をしておくと、実際の面接にかなり役立ちます。
「応募する企業がどんな人物を募集しているか?」「過去の面接ではどんな質問があったか?」「どういう点をアピールすると高評価を受けやすいか?」など、企業ごとの傾向を教えてくれるのでぜひ活用しましょう。
これらの情報は、過去同じ企業を紹介した登録者や、あるいは直接企業からどんな面談をしているかヒアリングして収集したものであるため、転職エージェントは詳細に把握しています。
一方、転職サイトでは求人の掲載までが基本的な仕事のため、転職エージェント並みに応募先の企業の情報を把握することは難しいといえるでしょう。
- 選考スタート後は転職エージェントを使うメリットが最大限に受けられる段階です。体力的にもきつい時期ですが、エージェントのサポートをフル活用して内定を勝ち取りに行きましょう。
6.内定・条件交渉
条件交渉も転職エージェントにおまかせ
めでたく内定が出た場合、その連絡は転職エージェントからもらいます。
内定後、「その企業の内定をそのまま受けるかどうか」「内定を保留してほしい」などの相談は転職エージェントにできるため、どんなポイントで悩んでいるかを伝えておきましょう。
また、内定を受けるつもりの場合、給与などの条件交渉は転職エージェントが行ってくれるため、希望がある場合は伝えておきましょう。
自分の生活費用を考えて、最低年収と希望年収の幅を考えておくのがおすすめです。
提示した幅の中で決定してもらうということで委ねる形になるので、実情に伴わない最低金額を提示するのは避けましょう。
転職活動終了!お疲れさまでした!
複数の転職エージェントを併用していて、別の転職エージェントで入社が決まった場合は、その旨を内定が出た転職エージェント以外のエージェントに伝えてサービスは終了となります。
複数の転職エージェントで内定が出た場合は交渉材料にもなりますので、「○○(転職エージェント名)で年収△△万円で内定が出ている」と正直に伝えるようにしてください。
- 給与交渉の際には具体的な年収額がひつようになるので、すぐに答えられるようにしておきます。転職先で源泉徴収を提出する際にわかってしまう可能性があるので、嘘の申告はしないでくださいね。
転職エージェントを使う際のメリット・デメリット

メリット
転職エージェントを使う際のメリットとしては、下記2点があります。
転職エージェントを使うメリット
- 労働条件や待遇面のヒアリングができる
- 合否連絡が必ず来る
労働条件や待遇面のヒアリングができる
1つ目は転職エージェントを挟むことで、企業に直接聞くのがためらわれる労働条件や待遇面もしっかりヒアリングできるのが良い点です。
実際のところ、「残業時間は何時間くらいなのか?」、「近年賞与はどれくらい出ているのか?」など、転職先を決める上で重要な情報を事前に知ることができます。
合否連絡が必ず来る
2つ目は、転職サイトなどでよくある「選考通過者のみに連絡」という形式ではなく、不合格の場合も必ず判明するため、合否が分からないことで時間を無駄にしなくてすむこと良い点です。
転職エージェントによっては不合格の理由もフィードバックしてもらえるので、次の応募につなげることができます。
デメリット
逆に転職エージェントを使うことで起こりうるデメリットも2つ存在します。
転職エージェントを使うデメリット
- 面談の時間が必要
- 転職エージェントにはない求人はカバーできない
面談の時間が必要
1つ目の面談時間は、特に複数の転職エージェントを併用する場合、その数だけ面談に時間を割く必要があるため、手間に感じる場合もあります。
現職を続けながら転職活動を行う人がほとんどのため、転職活動を初めてすぐの休日は、転職エージェントとの面談で埋まってしまうということも多いかもしれません。
転職エージェントにはない求人はカバーできない
2つ目は年収の3割という金額を払うことが難しい企業、あるいは人気すぎて自社サイトでも採用が十分できる企業などの求人は、転職エージェントにはありません。
そのため、取りこぼしのないよう、企業ホームページやハローワーク、転職サイトなども併用して応募していくことをおすすめします。
転職を成功させるための転職エージェント2つの使い方

転職を成功させるためには転職エージェントを賢く使う必要があります。
その2つの使い方のついて紹介していきます。
転職を成功させるための賢い転職エージェントの使い方
- 転職エージェントの強みを理解して選ぶ
- 転職エージェントは複数同時利用する
1.転職エージェントの強みを理解して選ぶ
転職を成功させるためには、前述したように、転職エージェントによって得意分野が違うため、自分に合ったエージェントを選ぶことが重要です。
求人数が多い総合型、求人数はそこまで多くはないけれど業界に特化している特化型、第二新卒・既卒・フリーターに強いなど、自分の置かれている条件にどの転職エージェントが当てはまるのかはよく吟味する必要があります。
とはいっても、利用する転職エージェントをひとつに絞らなければいけないことはありません。
「第二新卒の女性で、特定の職種への転職を希望している」といったような場合は、第二新卒の転職に強い転職エージェント・女性の転職に強い転職エージェント・特定の業種に強い転職エージェントと、すべてをカバーする転職エージェントに登録する方法もあります。
2.転職エージェントは複数同時利用する
転職成功のためには、複数の転職エージェントを同時利用するのがおすすめです。
転職エージェントによって強みの種類が異なるため、それぞれの良い所をピックアップして使っていけば、満足のいく転職活動が実現するでしょう。
また、エージェントによって保有している非公開求人が違うので、単純に複数社を利用する方が非公開求人の数も多くなり、よりよい求人に出合える確率を高めることにもつながります。
さまざまなメリットを理解した上で転職エージェントを活用していけば、転職活動を行う上で、あなたの強力な味方となってくれるはずです。
転職エージェントの賢い使い方を体験談から学ぼう
ここまで転職エージェントの使い方について解説してきましたが、転職を成功させた先輩たちは転職エージェントをどのように使っていたのでしょうか?
転職の際に転職エージェントを活用した人たちに、転職エージェントの使い方について聞いてみました。

業界特化型と総合型の併用で、質と量を担保しました
- 29歳
前職の経験を生かし、同じマスコミ業界への転職を検討していました。
そのため、転職エージェントはマスコミ業界に強いマスメディアンを選択。業界特化型なので、自分の希望している職種の求人を紹介してもらうことができましたが、職種で絞っている分、紹介数が少なかったです。
その部分をカバーしようと思い、保有している求人数が圧倒的に多いリクルートエージェントにも登録しました。
リクールートエージェントの面談で自分のできること・したいことを伝えると、当初自分が希望していた職種以外で、私の適性に合った求人を紹介してもらえました。
なかには自分の希望とは「少し違うな」というものもありましたが、多くの求人に触れることで自分の視野を広げることができたと思います。

転職サイトだけを使った転職活動で苦戦しエージェントに登録
- 23歳
転職活動を始めた当初、転職エージェントには登録せずに、転職サイトだけを使って転職活動をしていました。
エージェントを利用しなかった理由は、単純に面倒だったことと、自分の中で転職活動が学生の時にアルバイトを探した時と同じ感覚で、転職サイトからの応募で、そんなに苦労せずに内定が出るだろうという思いがあったからです。
しかし、転職サイトに掲載されている膨大な量の求人の中から、自分にマッチする企業を探し出すことは想像以上に大変でした。
そこに時間を取られたことに加え、「書類選考は通過者のみに連絡」というケースがほとんどだったため、応募先からの連絡待ちにも時間を費やしてしまいました。
その結果、1カ月経っても選考中の企業は0。できるだけ早く転職したかったため転職エージェントに登録しました。
自力だけでの転職活動と、転職エージェントにサポートしてもらいながらの転職活動での1番の違いは、転職活動のスピード感です。
紹介してもらった企業複数に同時応募、選考が同時に進行するようスケジュール調整もしてもらい、エージェント登録から1カ月後には2社から内定ができました。
- 就活期間2.5ヶ月
仕組みや使い方を完全マスター!転職エージェントQ&A

Q1. 転職エージェントが多くの求人を抱えている、転職にオススメの時期はある?
答えとしては、一般的に1月、4月など、新年や新年度の前に求人数が増える傾向にあります。
多くの企業の決算が3月で決算前に予算を使い切るため、その時期に採用を強化するということがあるからです
業界によって決算時期が異なるため、転職を希望している業界の決算時期前や例年の傾向などを調べてチェックしておくといいでしょう。
Q2.電話面談と対面面談の違いは?
答えとしては、電話面談よりも対面面談の方が伝えられる情報量が異なりますし、転職希望者の人となりもエージェント側が理解できます。
転職エージェントも人が行っているサービスです。
できるだけ印象に残るように、また、エージェントにより自分を理解してもらい、自分の希望にマッチした求人を紹介してもらうためにも、対面で面談することをおすすめします。
どうしても遠方で転職エージェントへの来社が難しいという場合は、電話面談になるのも仕方ないですが、一度会っておくと先方からの覚えもよくなり、より良いサポートを受けることができる確率が高まるでしょう。
Q3.エージェント(担当)を選ぶことはできる?
答えとしては、エージェント(担当)を選ぶことは、基本的にできません。
ただ、相性が合わない場合などは変えてもらうことも可能です。
「直接伝えにくい…」という場合は、転職エージェントには窓口となるスタッフがいることがほとんどなので、そちらのスタッフに伝え、別の担当に変えてもらうこともできます。
Q4.現職が忙しいが、転職エージェントは平日の夜や土日も対応してくれるの?
答えとしては、もちろん対応してくれます。
最初の面談は、土日が休みの方は土日に、土日以外が休みの方は希望する日で予約が可能です。
また、応募や面接日程の交渉などは平日の夜に対応してくれることも多いです。
基本的に転職エージェントとは、メールでやりとりすることも多いことから、現職とうまく並行して転職活動が行えます。
Q5.転職エージェントを複数利用していることは黙っていた方がいい?
答えとしては、伝えた方がいいです。
転職エージェントの複数利用は一般的になっているため、隠したとしても「使っているだろう」とわかってしまいます。
他の転職エージェントで面接日程や内定が出た時に相談できなくなってしまうため、先に伝えておくのがおすすめです。
Q6.応募を無理強いされることはない?
答えとしては、ありません。
マッチしない企業にマッチしない人材を紹介すれば、紹介した先の企業の転職エージェントへの信頼が落ちますので、通常無理強いされることはありません。
万が一強要された場合は、無理強いしないでほしいと要望を伝え、それでも改善されない場合は、他の転職エージェントで転職活動を行いましょう。
Q7. 選考辞退・内定辞退はできる?
答えとしては、選考も内定も辞退はできます。
ただ、面接日程が決まってからの選考辞退は基本NGというところもありますが、別の企業から内定が出そうで志望度がそこまで高くないなどの場合、その旨を伝えればスムーズに選考辞退することが可能です。
Q8. 転職エージェントの利用を途中でやめることはできる?
答えとしては、途中でやめることはできます。
他で転職先が決まった・転職活動を中断したいなどの理由で、転職エージェントのサービスを中断したい場合はその旨を連絡すれば問題なく停止できます。
![]() |
|
|
---|---|---|
![]() |
|
|
![]() |
|