まだまだ若い第二新卒の方は企業からすると人材としての価値が高いんですよ。
大学卒業時の就活では、経験不足から企業とのミスマッチを起こしてしまうことも珍しくありません。この先の数十年を考えて新しい一歩を検討することも大切です。
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就活市場と第ニ新卒採用の現状とは
最近の日本は、どこにいっても人手不足。
月日を重ねるごとに有効求人倍率は右肩上がりで、平成30年度の平均は「1.62倍」でした。
なんとこれはバブル期のピーク「1.46倍」よりも高い水準で、1974年1月の「1.64倍」という史上最高の数値とほぼ同レベルです。
参考:厚生労働省 一般職業紹介状況(平成31年3月分及び平成30年度分)について
第二新卒者の転職状況
この深刻な採用難によって、第二新卒の転職活動状況も好転しています。
その裏付けとして、あるデータをご紹介します。
それは、厚生労働省が行っている「労働経済動向調査」です。
「新規学卒者の採用枠での正社員の募集に“既卒者(第二新卒を含む)が応募可能だった”事業所」の割合は、2011年は27%という水準でしたが、2015年には40%を超えて、2019年も40%台をキープしています。
2011年 | 27% |
---|---|
2015年 | 42% |
2019年 | 44% |
このことからも、企業が既卒・第二新卒の採用にポジティブな姿勢であることが見て取れます。
しかし、経験豊富な中途採用と比べても「即戦力と言えるほどの経験は無い」ので、不利になることも多々あります。
だからといって落ち込まないでください。
第二新卒だからこそのメリットも、実はあるんです。
そのメリットとは何なのか?を具体的に見ていきましょう。
第二新卒のメリット
第二新卒の転職活動においてのメリットを「求職者側」と「企業側」のそれぞれの目線で見ていきたいと思います。
求職者側のメリット | 企業側のメリット |
---|---|
未経験の職種や業界に転職しやすい | 最低限の研修と実践が完了している |
新卒よりも前向きにとらえてくれる場合も | まだ考え方が柔軟で自社の色に染められる |
求職者側のメリット
求職者側から見て、第二新卒で転職活動をするメリットは結構あります。
未経験の職種や業界に転職しやすい
第二新卒は前職の色に染まりきっていないため、企業側は自社の色に染めやすいと感じます。
さらに第二新卒は「経験」や「即戦力」ではなく、「ポテンシャル」や「やる気」を企業側が評価してくれます。
企業側はビジネスマナーといった基本的な社会人としてのスキルが身についている第二新卒に足して、教育コストの削減もできつつ、今後の成長も見込んで積極的に採用します。
そのため未経験の職種や業界にほとんどゼロからのスタートでも飛び込むことのハードルが低いです。
新卒よりも前向きにとらえてくれる場合も
第二新卒と新卒との違いは、実際に社会に出て仕事をしているか否かです。
例え短い期間であっても、社会人経験があるか無いかは天と地ほどの差があります。
いわずもがな社会はとても厳しく、お金を払っていた学生時代とも、それほど責任を与えられてなかったアルバイトとも違います。
責任ある仕事を任され、成果も求められます。
その経験としっかりしたマインドを持っていることがアピールできれば、企業側からみてまだまだ意識の低い新卒と比べたときに有利に働くケースもあると思います。
社会人経験は長ければ長いほど良いですが、短かったとしてもそれを反省し、次にどう活かしていくかという教訓を得ていれば、面接時に好感を持ってもらえるでしょう。
企業側のメリット
では、企業側から見た第二新卒を採用するメリットはどんなものがあるでしょうか?
最低限の研修と実践が完了している
第二新卒者は、多かれ少なかれ前職の会社で入社したときに研修を受けているはずです。
またそれを期間に差はあれど、実践して身に付けた期間もあったでしょう。
そのため、その企業側は最低限のビジネス上のスキルは持っていると考え、「即戦力とまではいかずとも比較的早めに戦力化できる人材」と見ます。
もちろん勤務期間は長いに越したことはないですが、1年を超えていれば最低限クリアしていると思って良いでしょう。
まだ考え方が柔軟で自社の色に染められる
第二新卒者は、まだ前職のやり方がしみ込む前に退職しているので、まだまだ吸収力が高いと思われています。
企業は、できるだけ従業員を自社の色に染めたいと思っているところが多いです。
そのため、ゴリゴリに経験のある中途採用は即戦力としてすぐに成果は出せる反面、会社のやり方に反発したり、素直に従わなかったりする人も相対的に多くなります。
会社によっては、それが大きなマイナス要素として捉えられる場合もあります。
その点、第二新卒者は自社の色に染めやすいため、企業側もポジティブに捉える場合が多いのです。
では第二新卒者が、転職で成功するために選ぶべき方法はどんなものがあるのでしょうか?
第ニ新卒者が転職成功を目指す上でおすすめの転職活動の方法4つ
転職サイトに登録しておく
新卒のとき就活をしていた第二新卒にとって、転職サイトの利用は慣れたものだと思います。
勝手がわかっている分、転職活動もやりやすいと思います。
第二新卒におすすめの転職サイトは以下の2つです。
- リクナビNEXT
- doda
利用の流れは上記のような転職サイトに登録し、「第二新卒歓迎!」などと出ている企業を抽出してエントリーするというフローです。
ただし、上記は社会人経験の豊富な中途採用者も利用する転職サイトであることは忘れてはいけません。
つまるところ、このような転職サイトで採用をしている企業は、社会人としての実績ありきで人材採用をしている可能性があるということです。
とはいえ、リクナビNEXTでは「第二新卒歓迎」で検索すると、1878件の求人が、おなじくdodaでは2259件の求人がヒットします。(2020年2月時点)
これだけの選択肢があるのであれば、登録はしておいた方が良いでしょう。
企業のホームページから直接応募(新卒の時に気になった会社など)
第二新卒者の転職活動では、新卒の時に気になっていた企業などに再チャレンジするのも良いと思います。
このように狙いの企業がある場合は、企業のホームページの中途採用ページから直接応募するのも一手です。
ただホームページ上で、第二新卒者が選考対象になっているか不明な企業も多いので、応募してからやきもきすることも多々あるでしょう。
そもそもホームページ上でしか採用を行っていない会社は、採用にそれほど危機感を持っていないとも考えられるので、採用ハードルが高い可能性もあります。
それらのことから、他の方法と比較して直接応募は採用に至る難易度が最も高いと言えるでしょう。
ハローワークから応募
第二新卒者は、ハローワークを活用しての転職活動も当然できます。
「若年者雇用対策」として下記のような取り組みも行っていますので、第二新卒が転職活動で利用する土壌はしっかり整っています。
・わかものハローワーク
正社員での就職を希望する45歳前後までの方が対象。就職支援ナビゲーターがいろいろなアプローチで若者の就職を支援しています。
・ジョブカフェ
都道府県がメインで運営する「若年層の就職支援を包括的に行う」カフェのように気軽な施設です。 ハローワークが併設されているところは、職業紹介も同時に受けられ、国と都道府県が連携して若者の就職をサポートしています。
これらの若年層向けの就職支援制度を利用するのも良いと思います。
ただし注意しないといけないことがあります。
ハローワークの求人は無料で掲載できます。
そのため、小規模の会社や零細企業が多く「質が伴わない会社の比率が高い」ということです。
採用ハードルは転職サイトに比べて低いと思いますが、しっかり会社を見極めないと再度短期間で退職することにもなりかねません。
第二新卒者にとっては、短期間での退職が続くのは致命傷になります。
そのリスクを鑑みると、ハローワーク経由での転職活動は慎重に行う必要があるでしょう。
転職エージェントに紹介してもらう
第二新卒者に最もおすすめなのが、転職エージェントを活用した転職活動です。
転職エージェントもたくさんあり、それぞれに得手不得手がありますが、その中に「既卒・第二新卒を得意とする転職エージェント」というものがあるんです。
既卒・第二新卒専門の転職エージェントで転職活動をすると、内定率が80%を超える確率が多いです。
また、「書類選考なし」で即座に面接が可能な求人が盛りだくさんなので、無駄な時間と労力をかけずに済みます。
第二新卒に特化した転職エージェントを厳選し、以下に記載しておきますので、ぜひ一度足を運んでみてください。
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書類の添削や面接対策といったサポートも充実しているので、「転職活動は初めてで不安……」という第二新卒の方におすすめの転職エージェントです。