目次
サイズは?コンビニで買える?正社員へ応募の際の履歴書の選び方
ここでは履歴書の基本的な書き方をおさらいしましょう。
サイズ
市販の履歴書はA4判とB5判の2種類があります。以前は、B5判が主流でしたが、企業でA4用紙を使うのが一般的になり、A4判の履歴書も多く出回っています。
基本的にどちらのサイズでも採用選考に影響はありません。
ただ、企業の書類の大半がA4判になっていて整理しやすいことや、サイズが大きく書くスペースが広く文字が見やすくなることから、最近は A4を選ぶ応募者が増えています。
購入可能な場所
コンビニやスーパー、文具店などで購入できます。
百均やホームセンターの文具コーナーでも置いているので、近くのお店で購入しましょう。
なかでも文具店なら履歴書の種類も多いので、自分の好みに合ったものを見つけやすくなります。
サイズや紙質、雇用形態や業界別の履歴書もあるので、一度店頭で眺めてみてください。
ネットからダウンロードした履歴書は使用してもOK?
インターネット上の履歴書のテンプレートをダウンロードしてプリントアウトして使ってもかまいません。
ただ、履歴書を書くのは手書きが無難です。
「手書きの文字で性格や人柄を見る」「すべてパソコン入力するのは手間を惜しんでいる」という採用担当者もおり、 手書きの履歴書を重視するケースがあるからです。
IT企業やベンチャーのように社員の平均年齢が若く、WEBですべて完結するのが当たり前というような業界であれば、履歴書を印刷して提出してもよいでしょう。
このあたりは、応募する企業の社風や業界を考えた上で判断してください。
貼る顔写真について
履歴書に貼る写真は、自分をダイレクトにアピールできる非常に重要なアイテムです。
写真を用意する際に大切なことは、
- 履歴書に合ったサイズであること
- 撮影してから3カ月以内であること
- 背景色はブルーやグレーにすること
です。
さらに、採用担当者にアピールするためには、
- 服装:
面接と同様の服装で撮影する
男性はネクタイにスーツ、女性はジャケットやリクルートスーツが基本 - 髪型:
男性は短髪ですっきりした印象に、女性は目や耳を出し、ナチュラルメイク
撮影するのは写真スタジオでも証明写真機でもかまいません。
ただ、料金は割高になりますが、プロのカメラマンが撮影してくれる写真スタジオのほうが、仕上がりがよく履歴書のアピール度をアップすることができます。
履歴書の基本的な書き方|職歴・学歴・退職理由について
ここからは履歴書の基本的な書き方をおさらいしましょう。
職歴は多くても、今までの勤務先はすべて書く
前職までの職歴は選考に大きく影響するポイントです。 在職した会社はすべて書くようにしましょう。
もし転職回数が多い人、すぐに退社した会社が多い人でも、経験した会社は漏らさず記入するのが原則です。
会社名や学校名は正式名称で記入
会社名や学校名は略さず正式名称で書くのが基本です。
「株式会社」を「(株)」にしたり、「高等学校」を「高校」にしたりするのは控えます。
応募内容に関連した職種なら、仕事内容も記入
その会社でどういう業務に携わっていたか、部署名を含めて採用担当者がわかるように記入してください。
とくに応募する企業と関連のある場合は、詳細に書くとアピールポイントにつながります。
退職理由は必ず明記
簡単でかまわないので、退職理由を明記します。
「一身上の都合により退職」や契約社員だった場合は「契約期間満了のため退職」など、なぜ会社を辞めたのかを具体的に採用担当者に伝えることが目的です。
ニートの期間が長い場合何て書く?
正社員での就職を目指す方の中には、ニートの期間が半年以上という方もいらっしゃるでしょう。
その場合、何と書けばよいのか…。答えは、正直に記載してかまいません。
というのも、もし内容に虚偽があれば就業規則に反したとして解雇される可能性が高いからです。
- 持病のため休養
- 両親の介護のため
など、記載するのに臆することでも、正直に書きましょう。
また「〇月より就職活動開始」と書くと、計画的に就職に向けて行動していると思われ好印象ですし、わざわざ就職活動開始時期についても聞かれないのでオススメですよ。
正社員の志望動機は難しい…採用担当者が見る履歴書のポイント
ここからは、一生懸命書いた履歴書を採用担当者に読んでもらうためのポイントを考えていきます。
熱意が伝わる志望動機
選考過程で職歴と同じぐらい重要なのが志望動機です。採用担当者は志望動機を次のようなポイントから読み取ります。
- 本当にうちの会社に入社したいと思っているのか
- 入社したい理由に合理性があるか
- 転職の場合、前職を辞めてでも入りたいと思う理由はどこか
- 自社の業務や社風をきちんと理解しているか
- 文章の流れやまとめ方が論理的で、相手に伝える力があるか
これらは採用担当者に見られる基本的な部分です。
熱意が伝わる志望動機とは、入社したいという思いが具体的であることや、誰が読んでも納得できるくらい合理的であるかにかかっています。
正社員とアルバイトの履歴書、どう違う?
正社員とアルバイトでは、仕事を選ぶ前提が大きく異なります。
アルバイト・フリーターの場合は、「家の近所で通いやすいから」「生活費や旅行のため」といった個人的な理由を書いても問題ありません。
一方、正社員の履歴書に求められるのは、
「なぜ、数ある企業の中で応募先の会社でなければならないのか」が、採用担当者に納得できるものであることです。
したがって「家から近い会社だから」「他と比べて給料を多くもらえそうだから」といった理由をそのまま書いてしまうと印象が悪くなってしまいます。
採用担当者は、「選んだ応募先企業が我が社であること」の理由なのです。
同じ業界であっても同業他社ではなく他でもない「うちの会社」に入社したいのか、会社の魅力を正確に理解して働こうとしているのかが重要になります。
作成する上で気を付けたいこと
資格や特技がある場合は、できるだけ記入してください。
とくに応募先の会社の業務に関連するものは漏らさず記入してアピールしましょう。
注意しなければならないのは、職歴を正確に書くということです。
働いていない空白期間を短く見せようとして、退社時期をズラして書く人がたまにいますが絶対にしてはいけません。
同様に、在籍していた会社がブラックすぎて自分の経歴に残しておきたくないので、職歴欄に書かない人がいますが、こちらも虚偽であることに変わりはないので、してはいけません。
正社員として勤務していたなら、必ず社会保険に入っているので、もし入社後に社会保険の手続きをしたとき会社にバレることがあります。
最近はアルバイトでも条件によって社会保険に加入する流れがあります。また、採用担当者が履歴書の中身を確認するため前職の会社に問い合わせる場合もあります。
最悪の場合、経歴詐称になる場合もありますので、正確な職歴を記入するようにしましょう。
正社員になれる履歴書|転職エージェントの添削で面接まで進もう
履歴書の書き方をはじめ、就職や転職でどうしていいかわからなくなったら、転職エージェントに相談してみるのをおすすめします。
転職エージェントの活用法
転職エージェントは、登録すれば提供しているサービスを無料で利用できます。
求人情報を閲覧して、自分に合った仕事を紹介してくれるだけでなく、履歴書の書き方や面接の受け方のセミナーを受けたり、マンツーマンでキャリアコンサルティングを受けたりも可能です。
また、求人企業と転職エージェントが親密であった場合などは、職務経歴書なしでも面接に進める場合もあります。
利用する場合の流れ
転職エージェントに個人情報や学歴、職歴、資格や特技を登録します。
求人情報を検索して気になる会社に応募できますし、キャリアアドバイザーから「こういう会社はいかがですか?」と提案もあるので、興味があれば内容を聞いて応募を考えましょう。
もし、就職・転職活動のなかで不安なこと、わからないことがあれば、いつでも転職エージェントに連絡すれば適切なアドバイスを受けられます。
転職時に相談できるエージェント
しっかりと転職活動を進めるには、気軽に相談できる転職エージェントの存在が不可欠です。
転職業界でも実績のあるJAIC(ジェイック)やハタラクティブといった転職エージェントなら、自分に合った転職活動をサポートしてもらえます。