目次
20代にありがちな仕事をしたくない心理
まず、何が理由でモチベーションが低下しているのかという原因をはっきりさせます。
20代の仕事をしたくない心理の裏によくある原因5つを見てみましょう。
よくある仕事をしたくない原因5つ
- 給料
- 人間関係
- 労働時間・残業
- 仕事の評価
- やる気の低下・出世したくない
給料
お金に関する不満はモチベーションに直結します。
働き始めて数年は給料が変わらない・毎日くたくたになって働いても給料はたかが知れている等、理想と現実のギャップに気付くと働きたくない気持ちになりがちです。
人間関係
社会人の人間関係は、学生時代より複雑です。
自分とは考えが異なる人や性格が合わない人ともコミュニケーションをとらないと、仕事が進まないこともあります。
ストレスが蓄積した結果として耐えきれなくなったとき、「もうやめたい」という心理になります。
労働時間・残業
やりたい仕事について着実にスキルアップしている自分を実感しても、体力には限界があります。
ワークライフバランスがとれない環境がいつまでも続くことに対する身体の防御反応として、働けない状態になることもあるようです。
仕事の評価
やるべきことをやり成果を出しているにも関わらず、不当な評価を受けるとどんな人でも辛くなります。
パワハラまがいの理不尽な嫌がらせを受けている場合も同様です。
努力した人が必ずしも報われるわけではない環境だと、目標を見失ってしまいます。
やる気の低下・出世したくない
現在の20代の社会人はワークライフバランスを重んじるなど、あまり「出世したくない」というマインドを持っており、キャリアアップへの意欲が薄い傾向にあります。
目立った目標もなく、何となく毎日を過ごしているだけだと時間を浪費している気持ちになって、仕事を辞めたくなってしまいます。
20代女性にありがちな仕事をしたくない心理や状況
仕事をしたくない心理には、女性特有の事情も関係します。
20代女性にありがちな原因として、目立ったもの3つを見ておきましょう。
- 結婚・妊娠した
- 専業主婦になりたい
- シングルマザーで負担が大きい
結婚・妊娠したため
結婚や妊娠を機に正社員を辞め、家庭に入る女性もいます。
結婚・妊娠前には「仕事を続けたい」と思っていた人も、両立が難しい現実に直面すると、考えが変わることも多いのでしょう。
産休など会社のサポート環境が整っていない場合に、退職を考え始める女性もいます。
専業主婦になりたい
厚生労働省の調査によると、2017年における専業主婦世帯数は720万世帯です。
専業主婦が減っているとはいっても憧れは根強く、会社で嫌なことがあったときに「家庭に入りたい」と考え始めることがあります。
シングルマザーで負担が大きい
保育施設の不足や仕事への制限、両立の大変さなど、シングルマザーを取り巻く環境はシビアです。
自分だけでは耐えきれなくなってしまうと、「私だけがなぜこんなに大変なのか」「仕事をしたくない」という気持ちになってしまいます。
仕事したくないときの対処法
仕事をしたくないと思ったまま会社に居続けるのは大変です。
対処法を考え、実行していくことで現状を打破しましょう。
たとえば、こんなことを試してみるのはいかがでしょうか。
- 周りの人に相談する
- 休息期間を設ける
- どんな条件なら満足して働けるかを考える
- 新しいことにチャレンジしてみる
あまりピンとこない方もいるかと思いますので、それぞれについてどんな効果が期待できるのか見ていきましょう。
周りの人に相談する
モヤモヤした気持ちを自分の中に閉じ込めたまま放置すると、負のローテーションになりがちです。
大学時代の友人や兄弟、同期入社の同僚など、周りの人と話をしましょう。
仕事をしたくないのは自分だけではないと気付くと、気持ちが晴れるかもしれません。
休息期間を設ける
体力の限界を感じているなら、休息期間をとりましょう。
休職とはいかないまでも有給休暇を取得し、郊外に遊びに行くだけでも違います。
責任感が強い人ほど有給取得をためらってしまいますが、有給休暇は労働者の権利です。
周りに迷惑がかからない時期や曜日を選ぶなど基本的なマナーだけは守り、エネルギーを補充しましょう。
どんな条件なら満足して働けるかを考える
「給料があと○万円多ければ納得できる」
「残業が週に1〜2日になれば身体が楽」
など、仕事をしたくなる条件を明確にしてみましょう。
ぱっと思い浮かばないようなら、大きな紙の真ん中に線を引き、左に不満と感じている内容・右に理想的な状態を書いていきます。
例)
- 月給18万円では働きたくない → 月給25万円なら働きたい
- 早起きが辛い → 10時出社なら働きたい
これをすることで自分が仕事や職場に対して何を求めているのかが明確になり、行動を起こしやすくなります。
新しいことにチャレンジしてみる
仕事は仕事と割り切ってプライベートを充実させると、物事の捉え方が前向きになります。
山登りの社会人サークルに入る・ダンススクールの体験レッスンを受けるなど、「楽しそう」と思えることにチャレンジしましょう。
前向きな気持ちになることが大切なので、スキルアップにつながる資格を取る・仕事に役立つ社内研修を受講するなど、自分なりの目標を作ることも効果的です。
転職を考えてみるのもおすすめ
いろいろな対処法を試しても仕事をしたくない気持ちが解消されない場合には、転職を考えるのもおすすめです。
転職のメリット
仕事をしたくない原因が会社にある場合は、自己努力だけでは改善できません。
新しい環境で再スタートを切ることにより、活き活きと働けるチャンスをつかめます。
実際に転職するかはおいおい考えていくにしろ、活動を始めたこと自体が刺激になり、気持ちが晴れることもメリットです。
辞めると決めたらやること
仕事を辞めると決めたらすぐに会社に伝えたくなりますが、そこにはリスクがあります。
まずは20代のサポートに強い転職エージェントに登録して面談を受けるなど、水面下の活動から始めましょう。
転職エージェントとの面談で待遇面の悩みを相談し、客観的な意見をもらうこともできます。
いろいろな会社の実情を熟知しているプロの目から見て会社に問題があることがわかれば、気持ちもすっきりするはずです。
辞めるための具体的なスケジュールを考えてみてもよいでしょう。
20代におすすめの転職エージェント
JAIC(ジェイック)では、20代を対象にした就職・転職サポートが受けられます。
充実した無料の就活講座を売りにしている転職エージェントですが、研修がメインです。
在職中からのサポートを期待するなら、面接対策や書類添削など細かいサポートを受けることができるマイナビ ジョブ20sの方が適しているかもしれません。
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