
この記事の監修者
五十嵐 美貴(いがらし みき)
- 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント/国家資格2級キャリア・コンサルティング技能士/CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
- 高校・大学での就職研修講師、職業訓練校・就職支援センターでのキャリアカウンセリング、「マイナビ就職EXPO」「DODA転職フェア」へキャリアカウンセラーとしての参加など、神奈川県を拠点に幅広く就職支援を行う。
- また、採用・昇進評価に関わる人事側からの的確な目線に定評があり、行政機関・民間企業から人材アセスメント(第三者判定)としての委託を複数受け持つ。
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認められるハローワークでの求職活動実績とは?
ハローワークで雇用保険の基本手当を受給するためにはハローワークに「求職活動中」であると失業認定されなければならず、そのためには、失業認定申告書を書いて求職活動を申告しなければなりません。
※失業とは就職しようとする意思といつでも就職できる能力があるにもかかわらず職業に就けず、積極的に求職活動を行っている状態を指します。
活動回数は自己都合や会社都合など退職理由にもよりますが、月に1~3回以上の実績を残す必要がありますので雇用保険受給者説明会で確認しましょう。
雇用保険受給に必要な求職活動実績として認められるのは、以下の活動になります。
- ハローワークが行う職業相談、職業紹介、初回講習(雇用保険説明会)
- 求人への応募(求人者との面接、応募書類の送付、筆記試験の受験など)
- 事業所への募集に関する問い合わせ
- 民間職業紹介事業者や労働者派遣事業者が行う職業相談、職業紹介
- 公的機関等(都道府県及び市町村、求人情報提供会社、新聞社、雇用・能力開発機構、高齢・障害者雇用支援機構、高齢・障害者雇用促進協会)が行う企業説明会等への参加、職業相談
- 就職支援講習・セミナー、グループワーク、求人説明会、職場見学会、管理選考会、キャリアアップガイダンス等への参加
- 離職前事業主が再就職援助として行う職業相談、職業紹介
- 再就職に資する国家試験、検定等の資格試験の受験
では具体的な求職活動について解説していきます。
1.初回講習(受給者説明会)が求職活動の実績と認められる
雇用保険の基本手当受給前に開催される、雇用保険に関する受給者説明会が求職活動と認められます。
会社を辞めたらなるべく早くハローワークへ行き、離職票を提出し受給手続きを取りましょう。
受給手続きをおこなえば説明会の日程を教えてもらえます。
2.ハローワークで職業相談すれば1回とみなされる
ハローワーク就職相談員の職業相談を受けると求職活動1回とカウントされます。
職業相談ですので具体的に企業の求人へ応募をしなくてもよいのですが、1日に何度相談しても1回しかカウントされません。
3.転職サイトで求人に応募する
転職サイトで求人に対してエントリー(応募)をおこなった場合も、1社につき1応募とカウントされるため、転職サイトで求人に応募することでも求職活動として認められます。
その際は失業認定申告書に会社名などを細かく書くことになりますので、応募先の会社名、住所、電話番号、求人担当部署名を確認するようにしてください。
ただし、転職サイトの求人を閲覧しただけでは応募とみなされませんから注意しましょう。
4.ハローワークに直接出向いてハローワークから求人応募する
ハローワークの求人窓口に出向いて求人を探し、応募することで求人応募1回にカウントされます。
他の手段に比べて足を運ぶ手間が増えますが、一番確実にハローワークに「求職活動」と認定されやすいです。
「ハローワークインターネットサービス」によりインターネットでも求人を探し、応募の仮登録をすることができます。
2020年1月にハローワークのインターネットサービスがリニューアルされ使い勝手が良くなりました。
詳しくは「求職申込み手続きのご案内|ハローワークインターネットサービス」で確認できます。
ハローワークにおける新型コロナウイルス感染症への対応について
- ハローワークでは現在窓口対応のほか、電話やファクス、郵送での対応を受け付けています。
各県の労働局のホームページではどのような対応を実施しているかトップページにて案内していますので確認するようにしましょう。
都道府県労働局 所在地一覧|厚生労働省
所在一覧 > 都道府県 > 各県労働局
【注意】失業認定の期間は次の認定日の前日まで
注意事項として、失業認定を受けようとする期間は原則として前回の認定日から次の認定日の前日までとされる点です。
認定日の前日までに1~3回以上の求職活動をおこなわないと、その期間の基本手当を受給することができなくなってしまいます。
認定日の当日にハローワークで転職活動をしてもその次の期間の求人活動にカウントされてしまうため、認定日の前日までに転職活動をおこなわないといけません。
起こり得る勘違いに、認定日にハローワークへ行って求人応募を2回おこなえば2回求職活動ができると思い、認定日の当日に転職活動をおこなおうと考えてしまうことがあります。
求職活動の実績が認定されるのは認定日の前日までということに注意するようにしましょう。
次は、ハローワークをうまく活用しながら効率的に就職する方法について紹介いたします。
ハローワークをうまく活用しながら早く就職する方法
おすすめの方法は、ハローワークの認定日までの間に、セミナー参加や職業相談に行き、ハローワーク以外でも求職活動をおこなうことです。
5.ハローワークなどの無料セミナーに参加する
ハローワークや公的機関主催の無料セミナーに参加することで、自己分析やマナー習得をおこない求職活動としてもカウントするという手段があります。
まだどのような企業に応募すればいいのか、自己分析や企業研究に自信がないときでも安心して活動実績を残せます。
求職活動の実績として認められるだけでなく、セミナーに参加することで履歴書のブラッシュアップや自己分析の深掘り、面接スキルの向上が期待できますので非常に有益です。
第二新卒の就活は厳しい? 3か月以内に転職が成功するコツと狙う時期|キャリィ
転職を成功させる自己分析のコツをチェックしよう。
ハローワーク以外のサービスも利用して幅広く求人を探す
また、ハローワーク以外のサービスも利用して幅広く求人を探すことも就職活動として効率的です。
とくに転職エージェントを利用すると転職活動がよりスムーズに進みます。
理由としては、転職エージェントでもキャリア相談や履歴書のブラッシュアップなどを専任の担当アドバイザーと二人三脚で進めることができるためです。
そして、転職エージェントでは非公開求人として一般には公開されていない求人情報もあるため、より多くの選択肢から企業を探すことができます。
雇用保険の基本手当を受給している場合、受給期間が1/3以上残っていれば就職促進給付(再就職手当)として就職祝いを受給することもできますよ。
ハローワークを活用しつつ、転職エージェントでも求人を探して、早期内定獲得を目指してみてください。
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