マイナビジョブ20's | ||
![]() |
|
詳細 |
---|---|---|
ウズキャリ | ||
![]() |
|
詳細 |
ハタラクティブ | ||
![]() |
|
詳細 |
第二新卒の就職状況
厚生労働省が実施している「新規学卒者の離職状況」を調査したデータでは、平成22年以降、大学卒業後に新卒採用された人のうち、約30%が3年以内に離職していることがわかっています。新規学卒者の離職状況
近年は特に労働人口減少が本格化し、企業側も離職率の改善や、若年層の中途採用に対して積極的に取り組む傾向にあります。
このような社会的背景を受け政府や企業は、「学校を卒業後にいったん就職したものの、数年のうちに離職をした25歳くらいまでの若者」を第二新卒と位置付け。
大手企業を筆頭に、この年齢層の雇用促進に力を入れている状況です。
(1)企業が求めているもの
企業にとって雇用した人材が定着しないのは悩ましい問題です。
新卒採用はより優秀な人材を真っ先に確保することが目的となりますが、特に最近は、大学生の就職活動期間が早期・短期化したことにより、採用のミスマッチなども課題となっています。
このような背景から、企業側の第二新卒の採用にあたっては、経験よりも志望者のポテンシャルを重視。さらに、第二新卒は社会人経験があるということで、新卒とは違い社会人としての常識や一定のビジネススキルを前提としていることも少なくありません。
一方で、キャリアを積んできた転職希望者と比較すると、第二新卒は経験が少ないぶん柔軟性があり、能力開発余地の大きさを期待されています。
(2)第二新卒の採用基準
前述のとおり、企業側は、第二新卒に対しては志望者のポテンシャルを最重要視しています。
このため実際の採用においても、「入社意欲の高さ」や「社風に合う人材か」などの人物面を重視する傾向が強いようです。 一般的に転職では、志望者の経験やスキルを重視されますが、第二新卒に限ってはそのハードルは比較的低く、特別な経験やスキルが必須ではありません。
このため、未経験の業種や職種へのキャリアチェンジや、新卒での入社が難しいとされる業界や企業へのチャレンジチャンスがあると言われています。
(3)第二新卒の弱点
企業側が第二新卒に対して持つ不安はやはり、「すぐ辞められてしまうかもしれない」ということです。 新卒に次ぐ人材をと考えて雇用したのに辞められてしまっては、長期的な経営計画に大きな影響を与えかねないからです。
この不安を企業側に払拭してもらうには、採用希望者側が自らしっかりとその意思を示すほかありません。 前職をやめることにした原因を自己分析し、客観的に問題点を整理して、成長意欲や就職意欲に繋げることが大切です。
そのような自己分析を開示して採用担当者に説明ができるなら、企業側も安心感が得られるでしょう。
そして忘れてはならないのが、社会人としての一般常識あるふるまいを身につけているかどうかです。 若者らしい率直さや素直さももちろん大切ですが、仕事上の関係を築く上で品位は欠かせません。
(4)第二新卒の転職で失敗するとどうなる?
第二新卒での転職ができなかった場合、新卒以外の人という大枠で中途採用に含まれます。 正社員経験のない方はもちろん、何年も勤続し高いスキルを持った人も中途採用です。
業種によっては新卒に次いで第二新卒が優先され、中途採用を採るとなると高いスキルや資格が要求されるケースも少なくありません。
第二新卒での転職がうまくいかない人の特徴としては、
- 転職への意欲を感じられない
- やりたいことがはっきりしない
といった傾向があります。
さらに、「自分のスペックを超えた職種を受ける」「福利厚生など仕事内容ではなく待遇を重視しすぎる」という人も、なかなかうまくいかないようです。
採用側が第二新卒に持つ一番の不安は、「継続して働く意欲があるかどうか」
志望者の経歴で転職回数が多ければ多いほど、その分企業側の不安は強まります。 こうなると転職の目的だったはずの「自分に合った、長く続けられる仕事を見つける」ということも難しくなってしまうでしょう。
第二新卒の転職体験談
現在勤務している会社を辞めて転職する場合、上司や同僚、同期への相談はなかなか難しいものです。
身近な人でそういった体験を持つ人を探すのは難しいかもしれませんが、転職経験をブログなどでインターネット上に公開している人もいます。
周囲に経験者がいなければ、そちらを検索してみるといいでしょう。
(1)転職活動の成功例
第二新卒での転職は、どの程度うまくいくのかは気になるところです。 例えば転職の動機の一つである「自分がやりたい仕事に就きたい」という要望について、転職した人のどれくらいが実現しているのでしょうか。
転職した人の職業について、前職との変化を調べた調査では、「前職と職種・業界を変えた」人は全体の6割。
職種だけ、あるいは業界だけ変えた人を含むと全体の8割に上ります。 また採用数は少ないものの、大手企業や人気業種にチャレンジして、見事採用を勝ち取った人もいました。
(2)転職に成功する人の共通点
転職に成功した人にはいくつかの共通点があります。採用する企業側の人事がまとめた「転職希望者の採用ポイント」を参考に、その共通点を見てみましょう。
率直で前向きな姿勢、やる気、熱意
前向きさや熱意を持っていることは、やはり大きなアピールポイントです。
今までの職歴でやりがいを感じたことなどを具体的にあげ、それが志望動機とどう関連性があるかなど、しっかりとまとめてプレゼンできるように準備しておきましょう。
基本的なビジネススキル
前職の経験がある以上、なんのビジネススキルも身につけていないという人は、ノウハウの習得意欲そのものについて疑わしく感じられます。 そのため、第二新卒では、必要最低限のビジネススキルをアピールしておきましょう。
自分が使えるスキルを具体的に提示し、そのスキルでなにをやっていたかをまとめておけるとベストです。
転職理由についても明瞭に説明を
第二新卒に限らず、採用担当者は採用志望者の前職や、退職・転職理由については必ずと言っていいほど聞いてきます。
転職・退職に至った内容を隠す必要はありませんが、ただ単に「いやだった」では十分な説明とは言えません。
転職・退職をするに至った理由やそのことについての自分なりの意見、そして転職・退職を決めて新しい仕事探しをするうえで動機に繋がったことなどを、しっかりと説明できるようにしておきます。
転職活動の失敗例
転職活動の失敗例となると、やはり採用側から見て「転職に当たっての意欲が感じられない」「なぜその会社を志望するかわかりにくい」といった声が多いようです。
また志望動機が明確でないとか、自分の経歴の中での実績を紹介できなかった人も、採用には繋がりにくい傾向にあります。
姿勢が消極的な人は意欲も低いと捉えられがちです。 自分の能力を客観的に説明できない人も、積極性に欠けると捉えられてしまいます。
(4)転職に失敗する人の共通点
転職に失敗してしまう人の共通点を、同じく採用側の企業の意見を参考にまとめてみます。
転職への熱意、本気度が見受けられない
「なんとなく今の仕事を辞めたい」という気持ちでいる人は、やはり採用側からもやる気がないとみなされます。
志望動機がはっきりしない、転職に至った経緯説明があやふやとなると、採用担当者も志望者の人物像を掴めず、採用後に仕事を続ける気があるのか疑念を抱いてしまうためです。
退職・転職理由についての説明がネガティブ
転職を決めることになった不満や不平を、次の転職先にぶつけても意味はありません。 そもそもその志望先を選んだ理由は、前職とは環境や待遇が違うからこそではないでしょうか。
できれば転職活動に入る前に、転職動機について客観的に整理し区切りを付けておくことが大切です。
新卒時の就活と同じ方法をとっている
新卒時の就活では、企業説明会に参加することで採用情報を入手できましたし、エントリーシートで採用担当者とのコンタクトを図ることも可能でした。
しかし中途採用情報は、自分から積極的に情報収集しないとなかなか取得できるものではありません。
そもそも新卒採用者と同じことをしても意味は薄く、仕事と自分のやる気とのミスマッチを繰り返してしまうことにも繋がります。
(5)転職での失敗を避ける方法
ここまで紹介した点を整理すると、転職での失敗を避けるためには、主に以下の点を重視しておくことが大切です。
- 転職の経緯や、次の転職先への希望、雇用を志望する企業への志望動機について、整理し具体的にまとめておく
- 自分の経験やスキルを客観的に評価し、アピールポイントを明確にする
- 第二新卒を対象とした中途採用情報に的確にアクセスし、採用担当者とのコンタクトを得る
このほかにもポイントはありますが、転職を考えているときに一人ですべてと向き合うのは、難しいこともあります。
そんなときに役立ってくれるのが、第二新卒の就活に特化したサービスを持っている転職エージェントです。
転職を失敗したくない方は転職エージェントに相談
第二新卒や20代の転職について、積極的に取り組んでいる企業も増えています。 そういった転職エージェントでは、志望者側は無料で利用できるところも多いもの。
転職エージェントを利用するメリットや具体的な手続き、おすすめの転職エージェントについて紹介します。
(1)転職エージェントのメリット
自力で採用情報を集める方法として、「ネットで十分」と考える方は多いでしょう。 しかし、採用する企業側も応募申請すべてに目を通す余裕はありませんので、優良な採用情報ほどネットに出すことはあまりしていません。
特に中途採用は、個別の募集人数は若干数であっても、募集を行っている企業は膨大です。 応募する側は多くの案件から自分に適した条件の雇用情報を探す必要があり、企業側はピンポイントの人材を求めています。
この仲介役を果たしてくれるのが転職エージェントというわけです。
また転職エージェントのなかには、転職希望者の就活を支援するためのさまざまな情報提供や支援を行っているところがあります。 採用希望者の視点に立ったアドバイスやサポートを行ってくれるエージェントの存在は、初めての転職就活を行う際の心理的負担も軽減してくれるはずです。
(2)利用の流れ
転職エージェントの多くは採用募集を行っている企業に対して利用料金を請求していますが、志望者側は多くの場合、無料でサービスを利用できます。 事前に会員登録などが必要なところもありますが、現職や職歴、学歴などを記載する必要はありません。
(3)第二新卒が転職する時に相談できるエージェント
転職エージェントには、それぞれ得意としている職業分野や、特定の人材を専門としているところがあります。 ここでは20代を中心とした若者の転職を支援する、第二新卒におすすめの転職エージェントをピックアップしました。
JAIC(ジェイック)
20代限定の就職・転職エージェントです。 新宿・横浜・大阪・名古屋・福岡など国内9カ所にある「営業カレッジ」では、就活セミナーや集団面接会などを実施。 さらに、東京・大阪・名古屋では20代女性限定の就職支援サービスを行っています。
ハタラクティブ
「20代を中心とした若年層の就職・転職」の支援サービスを行っているエージェントです。
登録およびサービス利用は無料となっていて、「未経験でも正社員として就職できる求人」および「キャリアに見合った求人」紹介をしてくれます。
対象エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉の関東1都3県です。